稲葉根王子から畑山橋(潜水橋)を経由して『興禅寺』へ歩いていきましょう。
徒歩47分で到着です。
『興禅寺(こうぜんじ)』の情報
『興禅寺』とは
『興禅寺(こうぜんじ)』とは、
・臨済宗 妙心寺派に属する寺院
・興禅寺は別名 だるま寺や花の寺と呼ばれている
・大だるま(しろいだるま, 平和達磨)がある
・熊野曼陀羅三十三ヶ所霊場の第8番となっている
・近西国第十五番観音霊場に登録されている
・つつじ、ぼたん、しゃくなげ、ボタン、アジサイの植えられた庭園(天真園)がある(4月から5月が見ごろ)
・上富⽥町指定⽂化財「木造聖観世音菩薩立像」、「木造薬師如来坐像」、有形文化財「興禅寺⽂書」がある
【参考・参照: 和歌山県ホームページ、上富田町ホームページ、臨済宗妙心寺派 大雄山 興禅寺ホームページ】
アクセス、住所、最寄りの駐車場
アクセスと最寄りの駐車場
興禅寺の周辺には駐車場がいくつかあります。
車でお越しの方にとって、興禅寺周囲の道は慣れないと狭く感じるかもしれません。
住所
興禅寺
住所: 和歌山県 西牟婁郡 上富田町 市ノ瀬 無番地
稲葉根王子から『興禅寺』まで歩く
【稲葉根王子から興禅寺までのルート図】
稲葉根王子から『興禅寺』までのルートはこちらです。
稲葉根王子から興禅寺までのルート
©OpenStreetMap contributors クリックすると拡大できます。
A:興禅寺のおそらく建物の一つ
B:バリューハウス 富田川店
途中に看板があります。看板の場所は茶色の丸で示しています。
*興禅寺までは口熊野かみとんだ探訪コースの看板に従って歩きます。
スマホ通信状況
道中は4G回線が使用できます。
【スタート地点】『稲葉根王子』
『稲葉根王子』から歩き始めましょう!
稲葉根王子についての詳細はこちらに記載しています↓
https://kumanokodoroad.com/%e3%80%90%e7%a8%b2%e8%91%89%e6%a0%b9%e5%b3%a0%e3%82%92%e8%b6%8a%e3%81%88%e3%82%8b%ef%bc%81%e3%80%91%e5%85%ab%e4%b8%8a%e7%8e%8b%e5%ad%90%e3%83%bb%e5%85%ab%e4%b8%8a%e7%a5%9e%e7%a4%be%e3%81%8b%e3%82%89/
【見どころ】和歌山県の朝日・夕陽100選
稲葉根王子を出るとすぐ近くに『朝来街道(あっそがいどう)』があります。ここを右に曲がっていきます。
すぐに、『和歌山県の朝日・夕陽100選』の場所がありますが、河川の工事中で進入禁止となっていました。朝夕の日の出、日の入りは美しいのだと思います。
【見どころ】水垢離場
朝来街道を進むとすぐに『水垢離場の看板』が見え、すぐに近くに水垢離場があります。ここまで徒歩で1分です。
詳しくはこちらです↓
https://kumanokodoroad.com/%e3%80%90%e7%a6%8a%e3%81%ae%e5%a0%b4%ef%bc%81%e3%80%91%e7%a8%b2%e8%91%89%e6%a0%b9%e7%8e%8b%e5%ad%90%e3%81%8b%e3%82%89%e3%80%8e%e6%b0%b4%e5%9e%a2%e9%9b%a2%e5%a0%b4%e3%80%8f%e3%81%be%e3%81%a7%e6%ad%a9/
熊野古道の看板(その1)
朝来街道を進んで行くと、分かれ道に出ます。ここまで徒歩で3分です。
近くに『熊野古道の看板(その1)』があります。
分かれ道は左側の道に進んで行きます。
【見どころ】畑山橋(はたやまばし)
富田川沿いの道を進んでいくと、徐々に赤い橋が見えてきます。
さらに道沿いを進んで行くと、河川敷に降りる道が見えてきます(車で降りることが可能)。
道を降りると『畑山橋(はたやまばし)』に到着です。稲葉根王子からここまで徒歩5分でした。
富田川は古来より洪水や氾濫が起こりやすく、流されない橋を架ける必要があったそうです。
そこで、四国の四万十川の潜水橋(せんすいきょう)を参考に手すりなどが無い、水の抵抗を受けにくいような橋を架けたそうです。
橋の幅は何と1.5mでとても狭い!!もちろん、歩行者や二輪車以外は通行禁止です。到着した時は、マウンテンバイクが颯爽と橋を走り抜けていきました。
興禅寺への看板(その1)
それでは、畑山橋を渡って行きましょう!!
畑山橋から富田川を見ると、とても氾濫や洪水が起きそうな感じはないですが、増水すると通れなくなる可能性があるので注意が必要です。
橋を渡ると左側に進んで行きます。
緩やかな登り坂の先に変わった分岐が見えます。
分岐部分の近くに『口熊野かみとんだ探訪コース 興禅寺(だるま寺)』の看板があります。この『興禅寺への看板(その1)』にしたがって歩きます。
今までの熊野古道の看板と随分違いますが、しばらくこのタイプの看板に従って歩いていきます。
看板通りに右側に進むとまた、変わった道に出ます。道なりに進んで行きます。
興禅寺への看板(その2)
左右への道もたくさんありますが、ひたすら真っすぐ進んで行きます。
真っすぐ進んで行くと『下川上牟婁線(しもかわかみむろせん)』と合流します。
下川上牟婁線を横断して真っすぐ進みます。
しばらく進むと交差点が見え、近くに『興禅寺への看板(その2)』があります。
看板通りに左の道に進みましょう!しばらく水路の近くを歩いていきます。
興禅寺への看板(その3)
水路に沿って歩いていくと、また交差点に出ます。近くに『興禅寺への看板(その3)』が見えます。
看板通りに右に進んで行きます。
興禅寺への看板(その4)
しばらく進むとT字路に出ます。そして、近くに『興禅寺への看板(その4)』が見えます。
稲葉根王子からここまで徒歩20分です。
【寄り道】岩淵神社
『興禅寺への看板(その4)』の奥手に鳥居があるのが、見えるでしょうか
実はここに『岩淵神社』があります。獅子舞の奉納があるようですが、情報はありませんでした・・・
【見どころ】ホタル鑑賞ポイント
『興禅寺への看板(その4)』に戻って看板通りに左に進んで行きます。
この道を直進して水路に沿って進みます。
この道を進んでいる途中に野生の雄のキジが飛び去って行きました。
雄のキジがいるなんて自然豊かなんでしょう。
しばらく進むと『ホタル観賞ポイント』の看板があります(地図の青色の丸の所)。きっとこの水路周囲にホタルが見えるのでしょう。
しばらく進むと再び『ホタル観賞ポイント』の看板が見え、分岐が見えてきます。
この分岐は直進していきます。
興禅寺への看板(その5)
水路に沿って進んで行くとT字路に出て『興禅寺への看板(その5)』が見えてきます。
看板の通りに右に曲がっていきます。
興禅寺への看板(その6)
どんどん進んで行きます。ここらか左右の分かれ道が増えてきて道順がわかりにくくなりますが、ひたすら直進です。
ここは赤と白の柵の右側の道を直進です。
直進していきます。
しばらくするとT字路に出て、『興禅寺への看板(その6)』が見えてきます。
看板に従って右に進んで行きます。ここからはしばらく上り坂になります。息が上がってしまうほどではないです。
しばらくすると、分岐が見え、左の道に進んで行きます。
興禅寺への看板(その7)
上り坂を進んで行くと、上り坂と平地に進む分岐が見え、分岐点に『興禅寺への看板(その7)』が見えます。
ここは、右側の上り坂の道に進んで行きます。
【美しい!】センリョウ
しばらく進んで行くと、民家の庭に美しいセンリョウを発見しました(曇っていて綺麗には撮れてませんが・・・)。
この辺りではセンリョウは仏壇やお墓に供えます。
先に進むと急カーブがあり、このカーブを進みます。
すると、この場所に出るので、ここは右に進みます(ここには看板がない)
【寄り道・見どころ?】観音堂
進んで行くと、道が二手に分かれます。右側に進むと『観音堂』です。
稲葉根王子からここまで32分かかったので、最初は興禅寺についたと思ってしまいました。が・・・違いました。
興禅寺への看板(その8)
『観音堂』と違う道である左側の道を歩いていきます。
しばらく進んで行くと、大きなため池に出ます。鴨が気持ちよさそうに泳いでました。
さらに進んで行くと交差点に出て『興禅寺への看板(その8)』が見えてきます。
看板通りに左側に進んで行きましょう。
興禅寺への看板(その9)
ここからは下り道です。次の看板まで横道があるので道がわかりにくいです。真っすぐ進んで行きます。
進んで行くと分岐が見え、『興禅寺への看板(その9)』が見えてきます。左へ進んで行きます(右に進むとため池に出ます)
興禅寺への看板(その10)
どんどん進んで行きます。
するとT字路に出ます。看板も近くにあります。
看板通りに右に進んで行きます。
【大事な分岐点!!】興禅寺への看板(その11)
しばらく進んで行くと問題の大事な分岐点に出ます。近くに『興禅寺への看板(その11)』があります。稲葉根王子からここまで40分です。
この看板では、興禅寺に進むには右側に進むようになっていますが・・・現在工事中で通行止めになっています。
興禅寺に進むには、迂回路として直進する必要があります。
【正規ルートだが途中で通行止め】大地主大神
2022年1月の時点では工事の為、途中で通行止めになっていました。途中までしか歩けませんが、本来ならばこのルートが正規ルートです。
『興禅寺への看板(その11)』が示す通りに右に進んで行きます。
グネグネ道を進んで行きます。
しばらく進んで行くと途中で『大地主大神(おおとこぬしのおおかみ)』があります。手持ちの地図には掲載されていませんでした。大地の神様のようです。
さらに進んで行くと、電気柵がありました。猪対策でしょうか??
またまた、進んで行くと、行き止まりのような場所に到着します。
そして、近くに『興禅寺への看板(その12)』があります。
右側の上り道を上がっていきましょう!!ここからは車では行けません。
グネグネ道を歩いていきます。
やがて建物が見えてきます。おそらく興禅寺の建物でしょう。詳しくはわかりませんでした。
本来ならばここから先に進めば『興禅寺』に到着ですが、工事中でここからは通行止めとなっています。
【迂回路】興禅寺までの道のり
このルートは正規ルートが2022年1月は工事中なので、迂回路になります。
『興禅寺への看板(その11)』の看板を無視して、直進していきます。
ここからの道は車で通るには慣れないと怖いなぁと思いました。
突き当りを右に進みます。
さらに分岐を右に進みます。
どんどん進んで行きます。
分岐に出ますので右に進みます。
どんどん進むと『しろいだるま』が見えてきます。
【目的地】『興禅寺』
そしてとうとう『興禅寺』に到着です。稲葉根王子から47分でした。
しろいだるまは本当に大きいです。あとから気づきましたが、バリューハウス 富田川店からも見えています。
この大だるまは興禅寺の前住職の吉田啓堂氏等が作成し、1972年に完成されたもので世界平和を祈願しているそうです。
吉田啓堂氏と和歌山県知事の対談の内容が和歌山県のホームページにありますので、ぜひ一読ください。
つつじ、ぼたん、しゃくなげ、ボタン、アジサイの植えられた庭園(天真園)があり、4月から5月が見ごろとなっています。時期によっては夜間のライトアップもあるようです。
また、12支の干支地蔵尊もあります。
【地元の農産物,弁当】バリューハウス 富田川店
地図のBには、『バリューハウス 富田川店』があります。
お弁当や地元産の農産物、ミカンなどの果物が売っています。12月に訪れた際には、「カツオの刺身」や「タチウオのせごし」が売っていました。
田辺方面からお越しの方は、前方に見えている信号を右折すると大きな駐車場があります(車が駐車している所に置こうとすると初めての方では危険だと思います)。
バリューハウス 富田川店
住所:和歌山県 西牟婁郡 上富田町 岩田3105-1
営業時間:8:00から21:30
まとめ
・『稲葉根王子』から『畑山橋(潜水橋)』を経由して『興禅寺』まで歩いてみました。
・『稲葉根王子』から『興禅寺』までの所要時間は徒歩で47分。
・意外と自動販売機がないので飲料水は持参するほうがよいです。
・稲葉根王子から興禅寺には、『口熊野かみとんだ探訪コース 興禅寺(だるま寺)』の看板に沿って歩きます。
・興禅寺は別名 だるま寺や花の寺と呼ばれ、大だるま(しろいだるま, 平和達磨)があります。
・興禅寺には、つつじ、ぼたん、しゃくなげ、ボタン、アジサイの植えられた庭園(天真園)があります(4月から5月が見ごろ)
【作成日: 2022/1/15】