稲葉根王子から最短距離で『一瀬王子』へ歩いていきましょう。
徒歩33分で到着です。
『一瀬王子(いちのせおうじ)』の情報
『一瀬王子』とは
『一瀬王子(いちのせおうじ)』とは、
・九十九王子の一つ
・別名 市瀬王子社、清水王子、伊野王子、一ノ瀬王子と呼ばれている(『小山の日神社』とも言うようだ)。春日神社に祀られてからは、竹藪となった為、藪中王子と呼ばれていたようです。1969年に現在のように整備されています。
・一瀬王子の名は熊野詣の垢離場の一ノ瀬に由来する。
・⼀ノ瀬とは熊野詣に向かう最初の徒歩地点の川瀬のことで、熊野に⼊るためのみそぎの地。
・一瀬王子とは、江⼾初期には荒廃し、王⼦跡は不明になっていたが、紀州藩の調査で判明し、1661年に再興された。1969年に一瀬王子跡の石碑が置かれ、1981年に社殿が再建されている。
・1906年、御神体(蛇形の石)とともに春日神社に祀られている。
・大きな楠がある。
【参考・参照: 上富田町ホームページ、一瀬王子の看板】
アクセス、住所、最寄りの駐車場
アクセスと最寄りの駐車場
一瀬王子の周辺には駐車場はありません。
清水橋から一瀬王子の間の河川敷に車を置くことはできます。
©OpenStreetMap contributors クリックすると拡大できます。
住所
一瀬王子
住所: 和歌山県 西牟婁郡 上富田町 市ノ瀬
稲葉根王子から『一瀬王子』まで歩く
【稲葉根王子から一瀬王子までのルート図】
稲葉根王子から『一瀬王子』までのルートはこちらです。
稲葉根王子から一瀬王子までのルート
©OpenStreetMap contributors クリックすると拡大できます。
A:熊野古道 一瀬王子公衆トイレ
B:バリューハウス 富田川店
C:公衆トイレ
D:市ノ瀬簡易郵便局
E:山儀商店
途中に看板があります。看板の場所は茶色の丸で示しています。
*一瀬王子までは口熊野かみとんだ探訪コースの看板に従って歩きます。
スマホ通信状況
道中は4G回線が使用できます。
【スタート地点】『稲葉根王子』
『稲葉根王子』から歩き始めましょう!
稲葉根王子についての詳細はこちらに記載しています↓
https://kumanokodoroad.com/%e3%80%90%e7%a8%b2%e8%91%89%e6%a0%b9%e5%b3%a0%e3%82%92%e8%b6%8a%e3%81%88%e3%82%8b%ef%bc%81%e3%80%91%e5%85%ab%e4%b8%8a%e7%8e%8b%e5%ad%90%e3%83%bb%e5%85%ab%e4%b8%8a%e7%a5%9e%e7%a4%be%e3%81%8b%e3%82%89/
稲葉根王子から進んで行きましょう!まずはこちら方面に進みます。
【見どころ】口熊野・樟の大古木、一ノ瀬王子への看板(その1)
しばらく進んで行くと、歩道が二つに分かれ、『一ノ瀬王子への看板(その1)』が見えてきますが、無視して直進します。
すると信号が見えます。ここを右に曲がると『稲葉根王子への看板』があります。車からも見えるぐらいに巨大ですねぇ。
曲がるとすぐに『口熊野・樟(くす)の大古木』がみえます。
この樟の大古木は、富田川の川底から1967年に現れた樟だそうです。
1889年の富田川周辺の大水害で流されてきた樟が出てきたようで、ロマンあふれますね。
しかも、この樟は樹齢500年!!
根皆田橋(ねかいたはし)
口熊野・樟の大古木を後にして『国道311号』を進んで行くと、『根皆田橋(ねかいたはし)』が見えてきます。
橋を渡って進んで行きましょう!
【見どころ】富田川の石碑
しばらく進むと『富田川の石碑』が見えてきます。
富田川は奈良県の安堵山から白浜町富田で海まで流れる二級河川です。
富田川は、国の天然記念物『オオウナギ』が生息する川として有名です。
【トイレあり】公衆トイレ
しばらく進んでいるとグラウンドが見えてきます。
グラウンドのすぐ近くに『公衆トイレ』があります。少し中に入らないといけないので、知らない方にはわかりにくいかもしれません。
市ノ瀬簡易郵便局
しばらく歩くと『市ノ瀬簡易郵便局』があります。
市ノ瀬簡易郵便局
住所:和歌山県 西牟婁郡 上富田町 市ノ瀬2504-30
営業日:平日(土日、祝日は休み)
郵便窓口:9:00から16:00
山儀商店、市ノ瀬橋、熊野古道への看板(その1)
しばらく進んで行くと『市ノ瀬橋(いちのせはし)』が見えてきます。橋の近くには『野古道への看板(その1)』があります。ここまで徒歩17分です。
すぐ近くに『山儀商店』があります。店頭でミカンを売ってますね。この道を通るといつでもミカンを置いている印象です。
市ノ瀬橋を渡っていきましょう!!
一ノ瀬王子への看板(その2)
橋を渡ると、『一ノ瀬王子への看板(その2)』がみえます。
看板に修正が入っているのは『一ノ瀬王子』から『一瀬王子』に変更したのかな??
橋を渡ったら左に進んで行きましょう。ここから『下川上牟婁線』になります。
清水橋(きよみずはし)
しばらく進むと分岐が見えます。左側に『清水橋(きよみずはし)』が見えてきます。ここまで徒歩24分です。
ここら辺りはいくつか看板がありますが、清水橋を渡って行きます。
『清水橋(きよみずはし)』を渡って行きます。
渡ったら左側の道(真っすぐ??)に進んで行きます。
こちら方面ですね。
ここは4月上旬になると桜が咲き乱れます。
熊野古道 一瀬王子公衆トイレ(駐車場あり)
進んで行くと分岐がみえ、大量の看板が見えてきます。
分岐を右に曲がると『熊野古道 一瀬王子公衆トイレ』があります。とても綺麗です。駐車場もあります。
自転車の駐車場もあります。
コミュニティバスの一瀬王子のバス停もあります。ここには砂利石が敷いています。ここはバスの回転場なので駐車をしないようにしましょう。
隅の方にお地蔵様が祀られていました。
一瀬王子跡への看板(その1)
先ほどの看板通りにこちらへ進んで行きます。
進んで行くと分岐が見え、『一瀬王子跡への看板(その1)』がみえます。ここまで徒歩30分です。
この分岐は左の道を進みます。
一瀬王子跡への看板(その2)
すぐ近くの民家の壁に『一瀬王子跡への看板(その2)』があります。
看板通りに進んで行きます。
一瀬王子跡への看板(その3)
進んで行くと二手に分かれた道に出ます。その近くに『一瀬王子跡への看板(その3)』があります。
看板通りに上りの方の道に進んで行きます。ここからは車は通れません。
一瀬王子跡への看板(その4)
道を上っていくとまた道が二つに分かれ、近くに『一瀬王子跡への看板(その4)』がみえます。
看板通りに平地の方を進んで行きます。
【目的地】『一瀬王子』(トイレなし)
進んで行くと広場が見え『一瀬王子』に到着です。稲葉根王子から33分でした。ベンチもあってちょっと休憩もできますね。
一瀬王子の石碑 よく見るとヤタガラスが彫られています。
一瀬王子跡の石碑 1969年の石碑かなぁ
大きな楠木
一瀬王子の押印所 一瀬王子のスタンプがあります。八上王子からずっとスタンプがありますねぇ
一瀬王子跡のスタンプ 竹藪、御神木、王子社の絵柄かなぁ
射場秀太郎 氏の俳句
竹皮を
しきりに脱いで
一五子
鮎川王子へ進む道 王子から王子までの移動でこんな風に通過する形は趣があっていいですね。
一瀬王子周囲の富田川 確かにこの辺りの富田川は浅瀬になっていますね。渡れそうです。
【地元の農産物,弁当】バリューハウス 富田川店
地図のBには、『バリューハウス 富田川店』があります。
お弁当や地元産の農産物、ミカンなどの果物が売っています。12月に訪れた際には、「カツオの刺身」や「タチウオのせごし」が売っていました。
田辺方面からお越しの方は、前方に見えている信号を右折すると大きな駐車場があります(車が駐車している所に置こうとすると初めての方では危険だと思います)。
バリューハウス 富田川店
住所:和歌山県 西牟婁郡 上富田町 岩田3105-1
営業時間:8:00から21:30
まとめ
・『稲葉根王子』から『一瀬王子』まで歩いてみました。
・『稲葉根王子』から『一瀬王子』までの最短の所要時間は徒歩で33分。
・メイン通りを通るので自動販売機やスーパーがあるので飲料水には困りません。食事を食べる場所もあります。
・稲葉根王子から一瀬王子には、『口熊野かみとんだ探訪コース 一瀬王子跡』の看板に沿って歩きます。
・一瀬王子の名は熊野詣の垢離場の一ノ瀬に由来する。
・⼀ノ瀬とは熊野詣に向かう最初の徒歩地点の川瀬のことで、熊野に⼊るためのみそぎの地。
・1906年、御神体(蛇形の石)とともに春日神社に祀られている。
【作成日: 2022/1/15】