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中川王子から小広王子まで歩く 中辺路を歩く 継桜王子から小広王子まで歩く

中川王子から『小広王子』まで歩く

中川王子から『小広王子』へ歩いていきましょう。

徒歩34分位で到着です。

『小広王子(こびろおうじ)』の情報

『小広王子』とは

小広王子(こびろおうじ)』とは、

・元の小広峠が明治の道路改修で崩された為、この地に移転された。

・小広王子は、現在は近野神社に祀られている。

【参照・参考:小広王子の看板】

名前の由来(読み方など)

道中の看板を読んでいる限りだと「小広」と「小広王子」の名前の由来はちょっと違うのかな??というのが正直なところです。

小広王子(こびろおうじ)の由来

小広王子は、「小平緒(こびらお)」、「小平尾(こびらお)」に由来すると考えられている。1109年の藤原宗忠や1127年の日記には、小平緒や小平尾の名前は出てきます。

しかし、江戸時代以前の日記の記録には、王子の名前は登場していない。

土地の人々が小広峠の上に祀った小祠が、いつのまにか小広王子と言われるようになったと推測されている。

【参照・参考:小広王子の看板】

小広(こびろ)の由来

小広(こびろ)とは、古くは「吼比狼」と書いた

小広峠の山々で夜中に一斉に狼が吠えたてることがあり、それを里人は「千匹狼」と呼んだ。これは山の神さん(狼)が吉野の山上ヶ丘へ参る為にせいぞろいしているのだと言われていた。

山上ヶ丘は、奈良県 吉野郡 天川村にあり、霊峰 大峰山と呼ばれています。小広峠から山上ヶ丘までは100km以上あるので、随分な距離を狼は参っていたと考えられていたんだなぁと思います。

小広王子から山上ヶ丘まで徒歩で歩くと・・・↓

参照・参考:近露王子から曽根原王子までの途中にある看板

アクセス、住所、最寄りの駐車場

アクセスと最寄りの駐車場
小広王子の近くには駐車場はありません。




©OpenStreetMap contributors クリックすると拡大できます。
住所
小広王子
住所: 和歌山県 田辺市 中辺路町 野中

最寄りのバス停

小広王子の最寄りのバス停は、「小広王子口(こびろおうじぐち) バス停」です。
このバス停には、龍神バスのみ停車します。




©OpenStreetMap contributors クリックすると拡大できます。

小広峠の凍結情報

小広峠の周辺は、熊野古道中辺路コースの中でも寒い地域となります。
2月の雪が降った日には昼間でも雪が残っていることもあります

ボランティアメンバーによる小広峠の凍結情報がfacebook上に掲載されています↓
国道311号「小広峠」の凍結情報のfacebookへ移動する!

中川王子から『小広王子』まで歩く

【中川王子から小広王子までのルート図】

中川王子から『小広王子』までのルートはこちらです。
道中は舗装された道路となっており、歩きやすいです。

中川王子から『小広王子』までのルート



©OpenStreetMap contributors クリックすると拡大できます。

 
道中は500m毎に番号の道標がたてられています。

正しいルートには、必ず看板か道標があるので、迷いにくいと思います。

スマホ通信状況
道中は4G回線が使用できます。

【スタート地点】『中川王子』

中川王子』から歩き始めましょう!

中川王子についての詳細はこちらに記載しています↓

 
 

中川王子からこちら方面に進んで行きましょう

地蔵菩薩

道なりにどんどん進んで行きます。

やがて「地蔵菩薩」が見えてきます。

熊野古道の看板(その1)

進んで行くと「熊野古道の看板(その1)」があります(ちょっとわかりにくいですが、右側の柵にあります)

少し進むと「道標の37」がありました。

目の前にある紅葉している木の近くには、歌碑がありました。

日比野友子の歌碑↑
遠つよの 蟻の詣でをしのひゆく 熊野古道は若葉の盛り

休憩所

少し進むと分岐がみえます。

目の前に「休憩所」がありますね。屋根付きで雨でもゆっくり休憩できますね。

近くに謎の椅子が・・・もともとは公園にあるような縦型の蛇口がついていた気がします。

さてさてちょっと戻ってこの分岐の近くの「小広王子への看板(その1)」に従って右側の道を進んで行きましょう!!

こっち方向ですね。

熊野古道の看板(その2)

どんどん進んで行きましょう!!

舗装された道路は歩きやすいですね。

木々が生い茂っているので、影ができて快適に歩けます。

しばらく行くと、「熊野古道の看板(その2)」があります。

小広王子への看板(その2), 【小広王子口 バス停 への脱出路】

どんどん進んで行きましょう!

道中に『キケン 触るな』と札の書いてある檻がありました。イノシシの罠かなぁ

さらに進むと分岐と「小広王子への看板(その2)」があります。

ここは真っすぐ先へ進んで行きましょう!!

熊野古道から出るには
この分岐を右に進むと国道311号沿いの「小広王子口 バス停」に出て、熊野古道を出ることができます

しかし、このバス停は龍神バスのみ停車するので、明光バスと龍神バスが停車するちょっと先の「小広峠 バス停」の方がバスの本数が多いので、利用するならおすすめです。




©OpenStreetMap contributors クリックすると拡大できます。

【目的地】『小広王子』

さらに進んで行きます。

すると、

進んで行くと・・・小広王子へ到着です。中川王子から徒歩34分でした。

1723年に紀州藩が建てた緑泥片岩(りょくでんへいがん)の石碑(明治の道路建設でこの地へ移転)

石碑の上部が欠けてしまっている(文字も見えにくくなっている)。

【目撃が多い!】クマの出没率

このルートは中辺路町内となっています。中辺路ルートの中でもクマの目撃情報が最も多いルートの一つです。

負傷者、死傷者は現在のところありませんが、クマに遭遇する可能性があるので、注意が必要です

クマの出没時間や時期、対処方法はこちらにまとめています↓

 
 
私は「クマよけの鈴」を使って、クマが近づいてこないようにしています

小広王子の周辺の宿泊先

小広王子の周辺の宿泊先はありません。

宿泊は、熊野古道の道中にある宿がおすすめです。
野中、継桜王子の周辺熊野本宮大社の周辺に宿があります。

また、車でお越しの方は、渡瀬温泉川湯温泉湯の峰温泉の周辺に宿をとるのもおすすめです。

まとめ

・『中川王子』から『小広王子』まで歩いてみました。

・『中川王子』から『小広王子』までは所要時間は徒歩で34分位

・道中は、舗装された道路なので、とても歩きやすいです。

現在、小広王子は、近野神社に祀られています

【作成日: 2022/11/27】


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