熊瀬川王子から『岩神王子』へ歩いていきましょう。
ここでは、熊瀬川王子から「岩神王子」まで歩いています。徒歩61分位で到着です。

『岩神王子(いわがみおうじ)』の情報
『岩神王子』とは
『岩神王子(いわがみおうじ)』とは、
・かつて「イハ神」「石神」「岩神」王子社と呼ばれていた。
・明治初年に岩上峠の道が廃道となり、王子跡は山中に埋もれていた。
・2011年の紀伊半島大水害で通行できなくなっていたが、2025年に通行可能となった。
・明治10年に湯川王子に合祀された。湯川王子は、現在は近野神社(旧: 金毘羅神社)に祀られているので、湯川王子も祀られているのかな。
【参照・参考:岩神王子の看板】
アクセス、住所、最寄りの駐車場
アクセスと最寄りの駐車場
岩神王子の近くには駐車場はありません。
住所
岩神王子
住所: 和歌山県 田辺市 中辺路町 道湯川
岩神王子へ行けるようになった
熊瀬川王子から岩神王子までの正規の熊野古道は、2011年9月の紀伊半島大水害で通行止めとなり、2025年10月まで迂回路を通るルートとなっていました。
しかし、2025年10月に開通して、正規の熊野古道が復活して、岩神王子へ行けるようになりました。
最寄りのバス停
岩神王子の最寄りのバス停は、「道湯川橋(どうゆかわばし) バス停」です。
このバス停には、龍神バスのみ停車します。

©OpenStreetMap contributors クリックすると拡大できます。
すぐ近くの「小広峠 バス停」は明光、龍神バスの両方が停車するので、バスの本数が多く、こちらを利用する方がよいかもしれません。
岩神王子のスタンプ
岩神王子にはスタンプはありません(2025年10月時点)。
【注意】熊瀬川王子〜岩神王子は「湿りやすく滑りやすい区間」
熊瀬川王子から岩神王子までの道は、坂道が多く、すぐそばを川が流れているため、全体的に湿りやすい区間です。
そのため、地面が滑りやすく、特に足元には注意が必要です。
一見すると晴れが続いていて「今日は歩きやすそうだ」と感じる日でも、実際には地面が濡れていることがあります。
私自身、晴天の日に歩きましたが、道はぬかるみ、ドロドロの状態でした。後から調べてみると、雨が降ったのは5日前に一度だけでした。
この区間では、「当日の天気」だけでなく、「数日前の降雨」も含めて路面状況を想定しておくことが大切です。
私が歩いた当日のドロドロ地面↓

周辺の凍結情報
熊瀬川・岩神王子の周辺は、熊野古道中辺路コースの中でも寒い地域となります。
2月の雪が降った日には昼間でも雪が残っていることもあります。
ボランティアメンバーによる小広峠の凍結情報がfacebook上に掲載されています↓
国道311号「小広峠」の凍結情報のfacebookへ移動する!
熊瀬川王子から『岩神王子』まで歩く
【熊瀬川王子から岩神王子までのルート図】
熊瀬川王子から『岩神王子』までのルートはこちらです。
道中は山道で、”滑りやすい場所”や”迷いやすい場所”もあるので、注意が必要です。
熊瀬川王子から『岩神王子』までのルート


©OpenStreetMap contributors クリックすると拡大できます。
道中は500m毎に番号の道標がたてられています。

正しいルートには、必ず看板か道標があるので、迷いにくいと思います。

【ほぼ接続できない】スマホ通信状況
道中は、基本的に4G回線が使用できません。
きわめて稀に接続できる場所がある程度です。ほぼ不可能だと思っておいていいでしょう。
GPSは利用可能です。
【スタート地点】『熊瀬川王子』
『熊瀬川王子』から歩き始めましょう!
熊瀬川王子についての詳細はこちらに記載しています↓
熊瀬川王子から先に進む道は、わかりにくいです。
この下の図を見て頂ければ、一目瞭然。赤色の矢印に従って進みます。
決して山に向かう道を進んではいけません。

よく探すと上の図の『熊野古道の看板(その1)』があります。

看板の示す道はこんな感じでです。
一見すると、これは道??と思ってしまいますが、思い切って進みます。

少し進むと、このようなちゃんとした道が見つかります。

先へ進んで行きましょう!
岩神王子への看板(その1)
しばらく進むと、2股の分岐に出て、『岩神王子への看板(その1)』があります。


右側に進むと小広王子へ戻る道となっています。
小広王子方面の道

ここでは、岩神王子方面に行くので、2股の分岐は左に進みます。こちら方面に上っていきます。

【一里塚跡】、熊野古道の看板(その2)
もくもくと上っていきます。

苔っぽいのが木の根元についてるなぁ

木の根がうじゃうじゃです。

しばらく進むと『一里塚跡』と『熊野古道の看板(その2)』が見えてきます。
ここらあたりの石は少し大きい石が多い。足を取られないように注意しないといけません。


熊野古道を歩いていると見かける『一里塚跡』の解説が看板に書いてありました(説明文参照)。
一里塚とは、江戸時代に和歌山から本宮までの熊野街道を1里(=約4km)ごとに、道の両脇に塚を築いて松を植えた標識のこと。
この場所に石碑が設けられたのが「一里塚跡」らしい。
ちなみに、和歌山からここまで28里(112km)らしい。
熊野古道の看板(その3)
どんどんと上っていきましょう!!

すると『熊野古道の看板(その3)』があります。天然の木の根の階段になってる!幻想的です。
ここから先は少し平らな道に変わっていきます。

草鞋峠(わらじとうげ)の看板、熊野古道の看板(その4)
どんどん進んで行きましょう!

どんどん進んで行くと『草鞋峠(わらじとうげ)の看板』と『熊野古道の看板(その4)』があります。
ここから先は「女坂(めざか)」と呼ばれる下り坂に切り替わります。

さぁ、先に進んで行きましょう!!

女坂(めざか)、熊野古道の看板(その5)
看板通りにどんどん下っていきます。
ここから先は熊野古道中辺路ルートの中でも滑りやすく、危険な場所だと思います。注意して進みましょう!!

「道標の43」からは、川の流れる音が聞こえ始めます。

川の近くで、すごく湿っています。そして、大きな石畳みがゴロゴロあり、苔も石についています。

この地面の石がとても滑りやすく、危険。滑ってしまいました・・・(転んではないけど)

注意しながら進むと『熊野古道の看板(その5)』が見え、林道との交点が見えてきます。
ここまで徒歩31分です。


岩神王子への看板(その2)とトイレ【2025年11月追記】【ここからバス停まで移動可能】
下りきるとすぐに、「岩神王子への道」があります。すぐそばにトイレもあります。
ここで必ずトイレを済ましていきましょう!(次のトイレは湯川王子にありますが、老朽化がひどい)


岩神王子への看板(その2)

ここから先は、2025年11月以降に再開通した正規の熊野古道になります。
さぁ、進んでいきましょう!

【ここから、道湯川 バス停まで移動する事も可能です。ここから先に進む自信がなければバスに乗って帰る事も可能です】
橋
先ほどの階段を下ると

すぐに橋がすぐあります。この橋、ぬかるんでドロドロ・・・雨は確か5日前に降っただけなのに、湿潤だから中々乾かないのかな

橋から見えた景色で癒されますね。この小川は、「栃の川(とちのごう)」と呼ばれているそうです。昔はトチの大木が多かったそうです。

先に行きましょう

仲人茶屋跡
橋からちょっとで『仲人茶屋跡』です。熊瀬川王子から33分でここまで来れました。ここはお茶屋があった所らしいです。

ここから先は、男坂(おざか)という上り坂になっていきます(ここからしばらく上りが続きます)。

男坂(おざか)、熊野古道の看板(その5)
男坂を上っていきます。

すると、「熊野古道の看板(その5)」が見えてきます。

一本道なので、迷うことはないでしょう!どんどん進みます。
ここから先は、石畳があり、湿気も多いので滑りやすいので注意が必要です。


ほんと、足元注意です。

この44番の道標まで、足元が悪いので、注意が必要です。

さらに進むと、橋がみえています。苔がついているので、この道を再開通させるために、通っていた橋なのかなぁ。

どんどんいきましょう!

また石畳です。雨の影響を受けにくいように石畳があるようなので、やはり雨が多いんでしょうか

どんどん上っていきます。
紀伊半島大水害の場所?
上っていると光が・・・

開けた場所には、樹木が伐採された様子でした。ここが紀伊半島大水害のあった場所なのだろうか

切株にキノコ生えてました。ここらあたりからはやっと平地になりますね。

さらに進むと、45番の道標がありました。

開けた場所からまた、森の中に入っていきます。

平地が続くのでちょっと嬉しい。シンプルな橋もかかっています。


すがすがしいほどの小道を進み。少しずつ上っていきます。

まだまだ上ります


岩神王子
歩いていくと、前方に視界が広がり・・・

『岩神王子』に到着です。熊瀬川王子から徒歩で61分かかりました。
説明板には落書きがあり、ちょっと残念。

岩神王子の別の石碑があるようですが、撮影忘れてしまいました。この石碑の上の方にあったようです(知らなかった・・・)
岩神王子の石碑の傍らには木の板(正式名はわかりません)がありました。

令和6年 熊野修験
・・・ちゃんと私には読めなかった
2月吉祥日 那智山青岸渡寺
とありました。まだ、この熊野古道が開通する前に修行できたのかなぁ。
岩神王子の周囲の木々から見える景色は美しかったです。

【目撃が多い!】クマの出没率
このルートは中辺路町内となっています。中辺路ルートの中でもクマの目撃情報が最も多いルートの一つです。
負傷者、死傷者は現在のところありませんが、クマに遭遇する可能性があるので、注意が必要です。
クマの出没時間や時期、対処方法はこちらにまとめています↓
私は「クマよけの鈴」を使って、クマが近づいてこないようにしています
岩神王子の周辺の宿泊先
岩神王子の周辺の宿泊先はありません。
宿泊は、熊野古道の道中にある宿がおすすめです。
野中、継桜王子の周辺か熊野本宮大社の周辺に宿があります。
また、車でお越しの方は、渡瀬温泉、川湯温泉、湯の峰温泉の周辺に宿をとるのもおすすめです。
まとめ
・『熊瀬川王子』から『岩神王子』まで歩いてみました。
・『熊瀬川王子』から『岩神王子』までは所要時間は徒歩で61分位。
・熊瀬川王子から岩神王子までは、”滑りやすい場所”や”迷いやすい場所”もあるので注意が必要です。
・途中にトイレがあり、ここでトイレを済ましておきましょう。
【作成日: 2022/12/3 + 2025/11/14】

