熊瀬川王子から迂回路を経て『湯川王子』へ歩いていきましょう。
ここでは、熊瀬川王子から「湯川王子へ向かう分岐」まで歩いています。徒歩37分位で到着です(熊瀬川王子から湯川王子までは徒歩2時間3分ぐらい)。。
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「湯川王子へ向かう分岐」から「湯川王子」まではこちらです。
道中は迂回路を通る為、岩神王子へは行けない
熊瀬川王子から岩神王子までの正規の熊野古道は、2012年の台風の地滑りで通行できません。
このため、熊瀬川王子から湯川王子までは、迂回路を歩く必要があります。
その為、岩神王子へは行くことができません。
最寄りのバス停
「湯川王子への分岐」の最寄りのバス停は、「道湯川橋(どうゆかわばし) バス停」です。
このバス停には、龍神バスのみ停車します。
すぐ近くの「小広峠 バス停」は明光、龍神バスの両方が停車するので、バスの本数が多く、こちらを利用する方がよいかもしれません。
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小広峠の凍結情報
小広峠の周辺は、熊野古道中辺路コースの中でも寒い地域となります。
2月の雪が降った日には昼間でも雪が残っていることもあります。
ボランティアメンバーによる小広峠の凍結情報がfacebook上に掲載されています↓
国道311号「小広峠」の凍結情報のfacebookへ移動する!
熊瀬川王子から『湯川王子へ向かう分岐』まで歩く
【熊瀬川王子から湯川王子への分岐までのルート図】
熊瀬川王子から『湯川王子へ向かう分岐』までのルートはこちらです。
道中は山道が大半で、”滑りやすい場所”や”迷いやすい場所”もあるので、注意が必要です。
熊瀬川王子から『湯川王子へ向かう分岐』までのルート
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道中は500m毎に番号の道標がたてられています(熊野古道 迂回路にはありません)。
正しいルートには、必ず看板か道標があるので、迷いにくいと思います。
【ほぼ接続できない】スマホ通信状況
道中は、基本的に4G回線が使用できません。
きわめて稀に接続できる場所がある程度です(湯川王子へ向かう分岐ぐらいかな)。
GPSは利用可能です。
【スタート地点】『熊瀬川王子』
『熊瀬川王子』から歩き始めましょう!
熊瀬川王子についての詳細はこちらに記載しています↓
熊瀬川王子から先に進む道は、わかりにくいです。
この下の図を見て頂ければ、一目瞭然。赤色の矢印に従って進みます。
決して山に向かう道を進んではいけません。
よく探すと上の図の『熊野古道の看板(その1)』があります。
看板の示す道はこんな感じでです。
一見すると、これは道??と思ってしまいますが、思い切って進みます。
少し進むと、このようなちゃんとした道が見つかります。
先へ進んで行きましょう!
岩神王子への看板(その1)
しばらく進むと、2股の分岐に出て、『岩神王子への看板(その1)』があります。
右側に進むと小広王子へ戻る道となっています。
小広王子方面の道
ここでは、岩神王子方面に行くので、2股の分岐は左に進みます。こちら方面に上っていきます。
【一里塚跡】、熊野古道の看板(その2)
もくもくと上っていきます。
苔っぽいのが木の根元についてるなぁ
木の根がうじゃうじゃです。
しばらく進むと『一里塚跡』と『熊野古道の看板(その2)』が見えてきます。
ここらあたりの石は少し大きい石が多い。足を取られないように注意しないといけません。
熊野古道を歩いていると見かける『一里塚跡』の解説が看板に書いてありました(説明文参照)。
一里塚とは、江戸時代に和歌山から本宮までの熊野街道を1里(=約4km)ごとに、道の両脇に塚を築いて松を植えた標識のこと。
この場所に石碑が設けられたのが「一里塚跡」らしい。
ちなみに、和歌山からここまで28里(112km)らしい。
熊野古道の看板(その3)
どんどんと上っていきましょう!!
すると『熊野古道の看板(その3)』があります。天然の木の根の階段になってる!幻想的です。
ここから先は少し平らな道に変わっていきます。
草鞋峠(わらじとうげ)の看板、熊野古道の看板(その4)
どんどん進んで行きましょう!
どんどん進んで行くと『草鞋峠(わらじとうげ)の看板』と『熊野古道の看板(その4)』があります。
ここから先は「女坂(めざか)」と呼ばれる下り坂に切り替わります。
さぁ、先に進んで行きましょう!!
女坂(めざか)、熊野古道の看板(その5)
看板通りにどんどん下っていきます。
ここから先は熊野古道中辺路ルートの中でも滑りやすく、危険な場所だと思います。注意して進みましょう!!
「道標の43」からは、川の流れる音が聞こえ始めます。
川の近くで、すごく湿っています。そして、大きな石畳みがゴロゴロあり、苔も石についています。
この地面の石がとても滑りやすく、危険。滑ってしまいました・・・(転んではないけど)
注意しながら進むと『熊野古道の看板(その5)』が見え、林道との交点が見えてきます。
ここまで徒歩31分です。
【岩神王子への道と熊野古道 迂回路の分岐点】
下りきるとすぐに、「岩神王子への道」があります。
しかし、2011年の台風で地滑りが起こって、2023年4月の時点でも通行は不可となっています(仲人茶屋跡にはいけません)。
なので、熊野古道 迂回路の看板に従い、林道に沿って進んで行きます。看板によると、ここから蛇型地蔵まで約1時間30分かかるそうです。
熊野古道 迂回路の看板(その1)
しばらく進むと、ミツバチの箱が置いてあります。
近露王子からこのタイプのミツバチの箱がありますが、どこかで売ってるのかな??
本宮大社の周辺でも時々見かけるので、田辺市本宮町内で販売しているのだろうか??
安全の為にクマよけの鈴が必要かなぁ。
さらに進むと道に水が流れています。
この日は雨が降っていなかったのですが、水が流れています。比較的湿潤なのはこの為なのかな??
しばらく進むと『熊野古道 迂回路の看板(その1)』が見えてきます。
さらに林道に沿って進んで行きます。
湯川王子へ向かう分岐(湯川王子への看板)と【木橋】
しばらく進むと、『湯川王子へ向かう迂回路』の場所が見え、『湯川王子への看板』があります。
ここまで徒歩37分でした。
看板通りに左に進むと『木橋』がみえます。ここから先はまた後日アップします。
林道に沿って直進すると『道湯川橋(どうゆかわばし) バス停』に行くことができます。
【目撃が多い!】クマの出没率
このルートは中辺路町内となっています。中辺路ルートの中でもクマの目撃情報が最も多いルートの一つです。
負傷者、死傷者は現在のところありませんが、クマに遭遇する可能性があるので、注意が必要です。
クマの出没時間や時期、対処方法はこちらにまとめています↓
私は「クマよけの鈴」を使って、クマが近づいてこないようにしています
湯川王子の周辺の宿泊先
湯川王子の周辺の宿泊先はありません。
宿泊は、熊野古道の道中にある宿がおすすめです。
野中、継桜王子の周辺か熊野本宮大社の周辺に宿があります。
また、車でお越しの方は、渡瀬温泉、川湯温泉、湯の峰温泉の周辺に宿をとるのもおすすめです。
まとめ
・『熊瀬川王子』から『湯川王子へ向かう分岐』まで歩いてみました。
・『熊瀬川王子』から『湯川王子へ向かう分岐』までは所要時間は徒歩で37分位。
・湯川王子へ向かう分岐までは、”滑りやすい場所”や”迷いやすい場所”もあるので注意が必要です。
「湯川王子へ向かう分岐」から「湯川王子」まではこちらです↓
【作成日: 2022/12/3】