熊野古道の中辺路ルートの『三栖王子』から『八上王子』まで歩いた記録です。
『地元民の視点』から道中のルート案内(所要時間, アクセス方法,駐車場,トイレ)、グルメ、見どころを紹介してます。
『三栖王子(みすおうじ)』とは
ここでの三栖王子とは、『三栖王子の跡地』を意味しています。
詳しくはこちら↓
『八上王子(やがみおうじ)』とは
『八上王子(やがみおうじ)』とは、
・熊野九十九王子の一つ
・社殿の現存する王子社
・『八上王子』は現在は、『八上神社』となっている。
・『八上神社』は明治時代の神社合祀の対象となったが、南方熊楠の反対運動にて合祀を免れている。
・『八上神社』には、現在の『田中神社』が祀られている。
・平安時代末期の歌僧で有名な西行の歌が石碑に記されている
【参考・参照: 上富田町のホームページ, 田辺観光協会のホームページ, 和歌山県神社庁のホームページ】
八上王子までのルートと所要時間
ルート全体図と所要時間
『八上王子』までのフローチャートと所要時間はこちらです。
クリックすると拡大できます。
『八上王子』までのルートマップはこちらです。
©OpenStreetMap contributors クリックすると拡大できます。
*2021年12月は黄色の道は工事中の為に通行できません。
*水色の道は山道となっています。
『八上王子』までのルートと見所
『八上王子』までのルートの見どころは、
八上王子、八上神社
です。
所要時間は、徒歩41分です。
八上王子から少し稲葉王子方面に進むと『田中神社』があります。
ここには天然記念物(オカフジ, 大賀ハス, 田中神社の森)があります。見頃の時期にぜひ立ち寄ってみてください。
八上王子までのルートの詳細はこちらを参照ください↓
田中神社までのルートの詳細はこちらを参照ください↓
歩く難易度
『和歌山県 田辺市 下三栖』と『和歌山県 西牟婁郡 上富田町 岡』を歩きます。
三栖王子から八上王子までは、山道が大半を占めています。半分程度は梅畑の中の道を上っていきます。
ところどころに舗装された道路がありますが、残り半分は人気の少ない山道を下ります。
山道歩きが好きな方は特に問題ないと思います。
登り道
途中の舗装された道
下り道
服装や準備物
三栖王子から八上王子までは、山道を歩くのでスーパー、自動販売機、トイレがありません。
飲料水やトイレは事前に準備や済ませておく必要があります。
熊野古道 中辺路ルートを歩く際のおすすめ装備・服装のまとめはこちらです↓
スマホの通信状況
山道を通りますが、4G回線が使用できます。
歩くおすすめの時期
八上王子までのルートの主体は『和歌山県 田辺市 下三栖』と『和歌山県 西牟婁郡 上富田町 岡』になります。
下三栖は梅農家が多く、梅がたくさん植えられています。梅の開花時期の2月がおすすめです。
八上神社の桜を見るには、春がよいと思います。
イチョウの紅葉を見たければ11月下旬あたりがよいでしょう。