熊野古道の中辺路ルートの『継桜王子』から『小広王子』まで歩いた記録です。
『地元民の視点』から道中のルート案内(所要時間, アクセス方法,駐車場,トイレ)、グルメ、見どころを紹介してます。
『継桜王子(つぎざくらおうじ)』とは
・継桜王子は、続桜王子, 接桜王子, 若一王子権現(にゃくいちおうじごんげん)とも呼ばれている。
・継桜王子は、現在は近野神社(ちかのじんじゃ)に祀られている(社殿と神体は継桜王子にある)
・境内にある杉の大木は南向きに枝が伸びている為、「一方杉」と呼ばれている。南方熊楠らの保存活動により、これらの杉は天然記念物「野中の一方杉」として現在も残っている。
【参照・参考:継桜王子の看板, 熊野参詣道王子社及び関連文化財学術調査報告書(和歌山県教育委員会 2012】
詳しくはこちら↓
『小広王子(こびろおうじ)』とは
『小広王子(こびろおうじ)』とは、
・元の小広峠が明治の道路改修で崩された為、現在の場所へ移転された。
・小広王子は、現在は近野神社に祀られている。
【参照・参考:小広王子の看板】
詳しくはこちらです↓
小広王子までのルートと所要時間
ルート全体図と所要時間
『小広王子』までのフローチャートと所要時間はこちらです。
クリックすると拡大できます。
『小広王子』までのルートマップはこちらです。
©OpenStreetMap contributors クリックすると拡大できます。
*赤色の道が熊野古道です。
『小広王子』までのルートと見所
『小広王子』までのルートの見どころは、
秀衡桜、中川王子、小広王子
です。
所要時間は、徒歩51分です。
また、せっかくこのルートを歩くのでしたら、継桜王子のすぐ近くの『野中の清水』にも行ってみてください。
野中の清水は環境省(1985年3月)の名水百選に選定されています。
小広王子までのルートの詳細はこちらを参照ください↓
・継桜王子から中川王子まで
・中川王子から小広王子まで
野中の清水・秀衡桜までのルートの詳細はこちらを参照ください↓
・継桜王子から野中の清水まで
駐車場
小広王子の周辺には駐車場はありません。
歩く難易度
『和歌山県 田辺市 中辺路町 野中』を歩きます。
歩く時間は51分で道中は舗装された道路を歩くので、とても歩きやすいです。
小広王子の周辺は、熊野古道中辺路ルートの中でも寒い地域になるので、海岸沿いの気温より3~4度程度低いです。
寒さには注意しましょう!
服装や準備物
小広王子までのルートには、スーパー、自動販売機がありません。
飲料水や食事は事前に準備が必要です。
トイレは小広王子からすぐ先にあります。
小広王子から先のトイレ
熊野古道 中辺路ルートを歩く際のおすすめ装備・服装のまとめはこちらです↓
スマホの通信状況
山道を通りますが、4G回線が使用できます。
歩くおすすめの時期
小広王子までのルートの主体は『和歌山県 田辺市 中辺路町 野中』になります。
このルートを歩くのでしたら、ヤマザクラの開花時期である3月下旬~4月上旬がおすすめです。
【目撃が多い!】クマの出没率
このルートは中辺路町内となっています。中辺路ルートの中でもクマの目撃情報が最も多いルートの一つです。
負傷者、死傷者は現在のところありませんが、クマに遭遇する可能性があるので、注意が必要です。
クマの出没時間や時期、対処方法はこちらにまとめています↓
私は「クマよけの鈴」を使って、クマが近づいてこないようにしています
おすすめのお店情報
【雰囲気たっぷり!】とがの木茶屋
継桜王子の隣には『とがの木茶屋』があります。かやぶき屋根が素敵です。
営業の時期や時間はその時々によって情報がまちまちです。正確な情報は「とがの木茶屋のフェイスブック」で確認しましょう!!
とがの木茶屋
住所:和歌山県 田辺市 中辺路町 野中
おすすめの『宿泊先』
宿泊先は、小広王子周辺にはなく、継桜王子の周辺にあります。
詳しくは下記を参照してください↓