鮎川王子から『滝尻王子』へ歩いていきましょう。
ここでは、鮎川王子から滝尻王子までのルートのうち、『北郡越押印所から北郡バス停』まで歩きます。世界遺産 北郡越として有名です。
徒歩45分で到着です。
*『鮎川王子から北郡バス停』までは徒歩1時間15分です。
北郡越押印所から『北郡バス停(ほくそぎバス停)』までの情報
見どころ
・熊野古道の北郡越のルートは2016年に世界遺産へ追加登録されている。
・道祖神と庚申塔, 新旧二体庚申塔がある。
・美しい富田川を上流に向かって歩きます。ハイキングにちょうど良いです。
アクセス、住所、最寄りの駐車場
アクセスと最寄りの駐車場
北郡バス停の周囲には駐車場がありません。
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住所
北郡バス停
住所: 和歌山県 田辺市 中辺路町 北郡
北郡越押印所から『北郡バス停』まで歩く
【北郡越押印所から北郡バス停までのルート図】
北郡越押印所から『北郡バス停』までのルートはこちらです。
北郡越押印所から北郡バス停までのルート
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*赤枠の場所は坂道が続きます。汗だくになり、服を一枚脱ぎたくなります。
A:道の駅 ふるさとセンター大塔
途中に看板があります。看板の場所は茶色の丸で示しています。
スマホ通信状況
道中は4G回線が使用できます。
【スタート地点】『北郡越押印所』
『北郡越押印所』から歩き始めましょう!
北郡越押印所までのルートの詳細はこちらに記載しています↓
北郡越押印所から進んで行きましょう!こちらの小道を進んで行きます。
熊野古道の看板(その6)
進んで行くと『熊野古道の看板(その6)』が見えてきます。
少し進むと石が積まれた塀があります。塀に沿って進んで行きます。
【見どころ】道祖神と庚申塔
少し進むと山道に入っていきます。
山道に入ってすぐに看板と『道祖神(どうそじん)』と『庚申塔(こうしんとう)』が見えてきます。北郡越押印所からここまで徒歩2分です。
全部で4体の石像?があります。どれが道祖神で庚申塔なんだろう??
看板によると、道祖神は村の出入り口に立つことが多く夫婦和合、五穀豊穣、交通安全・家内安全の神として祀られています。
庚申塔は疫病や災害から村を守る神として村の出入り口に立てられているそうです。
左は像の根本に申(さる)が彫られているので庚申塔でしょう。残り3つは、道祖神なのかなぁ。
『道祖神(どうそじん)』と『庚申塔(こうしんとう)』を後にして、さらに進んで行きます。
【見どころ】念仏渕
進んで行くと、ユリの花取らないで!という看板がありました。ここら周囲は以前は大塔村だったのかな??村の花が笹百合だからかな。
進んで行くと『念仏渕(ねんぶつぶち)』の看板が見えてきます。ここまで徒歩5分です。
阿闍梨(あじゃり)が念仏を唱え、髑髏を取り出したとされる場所です。すると、後白河上皇の頭痛が治ったとかいうお話。
ここで念仏を唱えると、渕の底から念仏が聞こえるようになったと言われています。
念仏渕を後にして進んで行きます。
このあたりは少し大きめの石が所々に落ちていました。石を踏んだ拍子に転びそうになりました・・・手袋がある方が安全です。
休憩所(ベンチとテーブルあり)
進んで行くと、対岸に『道の駅 ふるさとセンター大塔』が見えています。
さらに進むと、ベンチとテーブルのある休憩所があります。ここでご飯を食べられますね。
ここまで徒歩11分です。
休憩所を後にして、さらに進んで行きます。
清姫の墓への看板(その1)
進んで行くと分岐が見えてきます。
右側の道は熊野古道ではありません。親切なことに看板があります。
左側の下りの道が正解です。近くに『清姫の墓への看板(その1)』があります。
【見どころ】大うなぎ生息地碑
進んで行くと『蕨尾橋(わらびおはし)』が見えてきます。
蕨尾橋の下をくぐって行きます。この橋をよく通るので、橋の下ってどうなっているのか気になったのでちょっと面白かったです。
さらに進んで行きます。
少し進むと、道が無くなった??と思ったら大きな岩の横に狭い道がありました。
ここを進んで行きます。
しばらく進むと美しい竹林がありました。思わず写真を撮ってしまいました。
少し進むと橋がありました。橋を渡っていきましょう!
進んで行くと『オオウナギ棲息地域指定境界』の石碑があります。
北郡押印所からここまで徒歩18分です。
逆向きに上がっていきます。ここからしばらくの間は登りになります。正直、息が上がります。
熊野古道の看板(その7)
少し進むと『熊野古道の看板(その7)』が見えてきます。
看板の方向に進んで行きます。
【ここから脱出可能】熊野古道の看板(その8)
進んで行くと『この道は熊野古道ではありません。』という看板が見える場所に出ます。
ここは右側に進んで行きます。
こちら方向ですね。
さらに進んで行きます。
進んでいると『熊野古道の看板(その8)』の場所に出ます。ここを右側に進んで行くと『国道311号』に出ることができます。緊急事態はここから脱出??できます(地図の水色の道)。
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先へ進むには前方に見える道を直進していきます。
熊野古道の看板(その9)
直進していくと『熊野古道の看板(その9)』が見えてきます。
どんどん進んで行きます。ここらあたりからひたすら上り坂になっていきます。
休憩所(ベンチあり)
どんどん上っていきます。
すると、息が上がってしんどくなってきた頃に休憩所がありました。
ちょうど上りばかりで汗をかいてきたので上着を脱ぐのにちょうどよいタイミングでした。
北郡越押印所からここまで徒歩25分です。
熊野古道の看板(その10)
ベンチを後にしてどんどん進んで行くと『熊野古道の看板(その10)』と近くにお地蔵様がありました。
ここらあたりからは下りになっていきます。どんどん下ります。
【見どころ】新旧二体庚申塔
進んで行くと『新旧二体庚申塔』が見えてきます。よく見ると申(さる)の彫刻がみられています。
ここまで徒歩31分です。
さらに先に進んで行きます。
【見どころ】徳本上人碑、御日侍共養塔
進んでいるとすぐに『徳本上人碑』『御日侍共養塔』の石碑がみえます。
徒歩32分で到着です。
右側が『徳本上人碑』です。徳本上人(とくほんしょうにん)とは浄土宗の有名な僧侶です。
和歌山県日高郡の出身で『南無阿弥陀仏』の念仏を唱えて全国を行脚したことが知られています。和歌山県には多数の石碑が残されています。
右側には『北本千代吉墓』の石碑がありますが、調べてもわからなかったです。
『御日侍共養塔』の詳細はわかりませんでした・・・
さらに進んでいると、とうとう山道を下りきりました。
足元を見ると、黒いパイプがあります。山から水を引いているのかな??
清姫の墓への看板(その2), 熊野古道の看板(その11)
進んで行くと『清姫の墓への看板(その2)』が見え、舗装された道路に出ます。ここまで徒歩35分です。
こちらに進んで行くと、『熊野古道の看板(その11)』があります。
こちらの方に道なりに進んで行きます。
清姫の墓への看板(その3)
道をどんどん進んで行きます。こういう曲がりくねった道に青空は絵になりますね。
しばらく進むと分岐が見え、『清姫の墓への看板(その3)』がみえます。
看板通りに左に進んで行きます。
熊野古道の看板(その12)
しばらく進んで行くと『熊野古道の看板(その12)』が見えてきます。道なりに進んで行きます。
途中で何かの祠がありました。
清姫の墓への看板(その4)
さらに進んで行くと『清姫の墓への看板(その4)』があります。左の柵の向こう側は太陽光発電になっていました。ここは日当たりが良さそうなのでちょうどよい場所だと思います。
迷わず直進していきます。
熊野古道の看板(その13)
さらに進むと『熊野古道の看板(その13)』があります。
まだまだ直進です。
しばらく進むと『国道311号』へ出ます。目の前に『北郡橋』が見えてきます
左へ進むと『北郡バス停』が見えています。
【目的地】『北郡バス停』
少し進むと『北郡バス停』に到着です。
北郡越押印所からここまで徒歩45分でした。
バス停の時刻表を見ましたが、本数が少ない・・・やはり、熊野古道を歩きに行くなら車が必須だと思います。
続きはこちらです。
【地元の農産物,弁当】道の駅 ふるさとセンター大塔
地図のAには、『道の駅 ふるさとセンター大塔』があります。
お弁当や地元の名産物(木工品,鮎,山菜,山野草など)、ミカンなどの果物が売っています。
道の駅 ふるさとセンター大塔
住所:和歌山県 田辺市 鮎川997-1
営業時間:9:00から17:45(トイレ,駐車場は24時間利用可能)
定休日:火曜日(祝日・祭日は営業)
左側がトイレです。
まとめ
・『鮎川王子』から『滝尻王子』までのルートのうち、『北郡越押印所から北郡押印所まで』歩いてみました。
・『北郡越押印所』から『北郡バス停』までの所要時間は徒歩で45分。
・『鮎川王子から北郡バス停』までは徒歩1時間15分です。
・道中は少し大きめの石が所々にあるので、転ぶのに注意が必要です。手袋がある方が安全です。
・道祖神と庚申塔, 新旧二体庚申塔がある。
・美しい富田川を上流に向かって歩きます。ハイキングにちょうど良いです。
【作成日: 2022/1/15】