小広王子から『熊瀬川王子』へ歩いていきましょう。
徒歩14分位で到着です。
『熊瀬川王子(くませがわおうじ)』の情報
『熊瀬川王子』とは
『熊瀬川王子(くませがわおうじ)』とは、
・熊瀬川王子の名前は、熊野縁起のみに記されている。
・熊瀬川の地名の記載は、藤原頼資(ふじわらのよりすけ)の日記に出てくる。
・熊瀬川の地名は、草鞋峠(わらじとうげ)の登り口付近一帯をさしており、小広王子と同一という意見や熊瀬川王子の存在自体を疑問視する意見がある。
・熊瀬川王子は、現在は近野神社に祀られている。
【参照・参考:熊瀬川王子の看板】
アクセス、住所、最寄りの駐車場
アクセスと最寄りの駐車場
熊瀬川王子の近くには駐車場はありません。
©OpenStreetMap contributors クリックすると拡大できます。
住所
熊瀬川王子
住所: 和歌山県 田辺市 中辺路町 道湯川
最寄りのバス停
熊瀬川王子の最寄りのバス停は、「小広峠(こびろとうげ) バス停」です。
このバス停には、龍神と明光バスが停車します。
©OpenStreetMap contributors クリックすると拡大できます。
小広峠の凍結情報
小広峠の周辺は、熊野古道中辺路コースの中でも寒い地域となります。
2月の雪が降った日には昼間でも雪が残っていることもあります。
ボランティアメンバーによる小広峠の凍結情報がfacebook上に掲載されています↓
国道311号「小広峠」の凍結情報のfacebookへ移動する!
小広王子から『熊瀬川王子』まで歩く
【小広王子から熊瀬川王子までのルート図】
小広王子から『熊瀬川王子』までのルートはこちらです。
道中は山道が大半で、”滑りやすい場所”や”迷いやすい場所”もあるので、注意が必要です。
小広王子から『熊瀬川王子』までのルート
©OpenStreetMap contributors クリックすると拡大できます。
道中は500m毎に番号の道標がたてられています。
正しいルートには、必ず看板か道標があるので、迷いにくいと思います。
【接続できないかも!】スマホ通信状況
道中は、一部の区間を除き、4G回線が使用できません。
GPSは利用可能です。
【スタート地点】『小広王子』
『小広王子』から歩き始めましょう!
小広王子についての詳細はこちらに記載しています↓
小広王子の目の前に『熊瀬川王子への看板(その1)』があります。
熊瀬川王子方面に進んで行く必要がありますので、看板通りに進みます。
熊野古道の看板(その1)
進むとすぐに分岐があります。すぐ近くに「熊野古道の看板(その1)」があります。
ここは看板通りに直進です。
熊野古道の看板(その2)
進んで行くと『熊野古道の看板(その2)』が見えてきます。
看板通りに右の山道へ入っていきます。
この山道は滑りやすいので、少し遠回りする方が安全かもしれません。
遠回りは、この道を直進します。舗装された道路を歩いて『公衆トイレ』まで行けます。
熊野古道の看板(その3)
山道に入るとすぐに『熊野古道の看板(その3)』があります。
この山道は地面が湿っていると、とにかく滑るし、地面の石は動くしとても危険です。
公衆トイレ
しばらく進むと道路が見えてきます。
すると『熊瀬川王子への看板(その2)』があり、目の前に『公衆トイレ』が見えています。
先に進むには、この場所を右に進みます。
こちら方向ですね。
熊野古道案内板、熊瀬川王子への看板(その3)
少し進むと左手に『熊野古道案内板』『熊瀬川王子への看板(その3)』が見えてきます。
案内板はボロボロで随分前のようです。湯川王子へ向かう迂回路については記載がありません。
看板通りに左側の下り坂を下っていきます(左の端に見えているのが公衆トイレです)。
熊野古道の看板(その4)、『休憩所』
どんどん下っていきましょう。ここからは山道へ変わっていきます。
しばらくすると、開けた場所に出ます。これは、砂防堰堤なのかなぁ
少し進むと橋があります。
その先に『熊野古道の看板(その4)』と『休憩所』があります。ここまで徒歩8分でした。
この休憩所でテント泊をする人もいるようですが・・・
川の近くである事と熊と出会う可能性があるのでやめておく方がよいと思います。
お地蔵さん
休憩所を後にして、さらに進みます。ここからは完全な山道になります。
少し進むと上り坂のあたりで『お地蔵さん』があります。
お花が供えてあるので、定期的に誰かがお供えするのでしょう。
熊瀬川王子への看板(その4)
お地蔵さんから先に進むと分岐に出ます。
一見して分岐に見えませんが、『熊瀬川王子への看板(その4)』があります。
看板の指し示す方向は、「熊瀬川王子をへて熊野古道へ」と「岩上王子」となっています。
熊瀬川王子へ進むには、「熊瀬川王子をへて熊野古道へ」が示す方向へ進みます。
ここの分岐を左に進みます。
*左の道はわかりにくいです。ここが迷うところかもしれません。私はちょっと迷いました。
看板「岩上王子」が示す道
明らかに道ですが、こちらに進むと熊瀬川王子にはいけません
【迷うの注意!!】わかりにくい上り坂
とにかく、ここから熊瀬川王子までの道がわかりにくいです。
道かな?という場所があって間違えやすい。
上の方に青い桶のようなものがあるから真っすぐ上に進めばよさそうですが、そうではありません。
少し進むと、この写真のように分岐っぽくなっています。左の道を進みます(看板はありません)。
こちら方向へ上ります。
つづら折りの上り坂になっています。
上ると道が間違い出なかった事がわかるかのように足場が作られています。
【目的地】『熊瀬川王子』
そしてとうとう、熊瀬川王子へ到着です。
小広王子から徒歩14分でした。
筒にお供えしている所が素敵ですね。
美しい丸の造形物がありました。お地蔵さんなのかな??
調べてみると、宝篋印塔(ほうきょういんとう)の一部ではないかということでした。確かに似ている。
中山王子・中山王子神社の宝篋印塔
上の丸い形が似ている。
牛馬童子の宝塔
これは、丸い形のがないなぁ
【目撃が多い!】クマの出没率
このルートは中辺路町内となっています。中辺路ルートの中でもクマの目撃情報が最も多いルートの一つです。
負傷者、死傷者は現在のところありませんが、クマに遭遇する可能性があるので、注意が必要です。
クマの出没時間や時期、対処方法はこちらにまとめています↓
私は「クマよけの鈴」を使って、クマが近づいてこないようにしています
熊瀬川王子の周辺の宿泊先
熊瀬川王子の周辺の宿泊先はありません。
宿泊は、熊野古道の道中にある宿がおすすめです。
野中、継桜王子の周辺か熊野本宮大社の周辺に宿があります。
また、車でお越しの方は、渡瀬温泉、川湯温泉、湯の峰温泉の周辺に宿をとるのもおすすめです。
まとめ
・『小広王子』から『熊瀬川王子』まで歩いてみました。
・『小広王子』から『熊瀬川王子』までは所要時間は徒歩で14分位。
・道中は、熊瀬川王子までの道中は”滑りやすい場所”や”迷いやすい場所”もあるので注意が必要です。
・現在、熊瀬川王子は、近野神社に祀られています
【作成日: 2022/11/27】