三越峠関所から『猪鼻王子』へ歩いていきましょう。
ここでは、三越峠関所から猪鼻王子まで歩いています。
徒歩1時間1分位で到着です。
『猪鼻王子(いのはなおうじ)』の情報
『猪鼻王子』とは
『猪鼻王子(いのはなおうじ)』とは、
猪鼻王子は、猪の鼻王子とも呼ばれている。
猪鼻王子と刻まれた緑泥片岩製の石碑がある。
【参照・参考:猪鼻王子の看板】
アクセス、住所、最寄りの駐車場
アクセスと最寄りの駐車場
猪鼻王子の周辺に駐車場はありません。
住所
猪鼻王子
住所:和歌山県 田辺市 田辺市 本宮町 三越
最寄りのバス停
三越峠の最寄りのバス停は、ありません。
猪鼻王子のスタンプ
猪鼻王子のスタンプは、明らかに猪鼻王子の石碑の絵ですね。
右側の看板らしいのは、今は無くなっているのかもしれません。見つからなかったです。
湯川王子から『猪鼻王子』まで歩く
【湯川王子から猪鼻王子までのルート図】
湯川王子から『猪鼻王子』までのルートはこちらです。
道中は峠の山道です。湯川王子から三越峠関所までは上り坂、三越峠関所から猪鼻王子までは下り坂が主体となっています。
湯川王子から『猪鼻王子』までのルート
©OpenStreetMap contributors クリックすると拡大できます。
道中は500m毎に番号の道標がたてられています。
正しいルートには、必ず看板か道標があるので、迷いにくいと思います。
スマホ通信状況
道中は基本的に4G回線は利用できません。
船玉神社から猪鼻王子の道中に何とか利用できるようになります。
【スタート地点】『三越峠関所』
『三越峠関所』から歩き始めましょう!
三越峠関所についての詳細はこちらに記載しています↓
三越峠関所を通っていきましょう!!
道の川の集落
三越峠関所の門をくぐると早速急な下りになっていきます。
どんどん下っていきます。
綺麗な石造りの橋がありました。
ちょくちょく橋がありますね。水が流れています。山が急なんでしょうね。
まだまだ下ります。
途中で道標がありました。
さらに橋があります。この橋の下は水量が多いですね。
橋の下を見ると滝のようになっています。
さらに進むとまた橋があります。
目を凝らしてみると、水を引いているパイプがありますね。飲料水?に使っていたのかな??
少し進むと『道の川の集落』です。ここまで徒歩24分です。
現在は跡地となっています。林業の不況と共に徐々にこの集落を離れる世帯が増えていき、1937年には全ての世帯が熊野本宮大社近くに移転したそうです。
今でも集落内の金毘羅宮、山ノ神、康申の祭日に元の住民や子供たちがここを訪れているそうです。
水を引いているパイプがありますね。
生垣が積み上げられています。
つぼがあったりと生活をしていた感じがまだ残っていますね
きっちり積み上げられているなぁ
【ベンチあり】蘇りの木
湯の川の集落を抜け始めると、明るい場所が見え、視界が広がります。
左にあるのが『蘇りの木』です。
蘇りの木の近くまで道が整備されています。
近くの看板によると、2011年9月の紀伊半島大水害でこの周囲の山の木が被害にあったそうです。その際の深層崩壊でも、この木は数十メートル落ちてからも数日間枯れることなく、蘇った木となっています。
復興のシンボルとして、周囲には熊野桜が植えられています。将来的には熊野桜の咲く素敵な場所になっているでしょう。
この開けた場所は、素敵に整備されており、歩くと嬉しくなってきます。
ベンチもあります。ここで、ラムネとお茶でちょっと休憩。エネルギー補給は大切ですね。
大量に植えてあるのは熊野桜ってことなか
熊野古道の看板(その1)
蘇りの木から少し進むと「熊野古道の看板(その1)」があります。
ここから先は車が通れるぐらいの広さの道になっています。
【道間違え注意!】熊野古道の看板(その2)、猪鼻王子への看板(その1)
どんどん進んで行きましょう!!
本当に道が広い。もともとは湯の川集落へ行くための道だったのかな
しばらく行くと、「熊野古道の看板(その2)」が見えてきます。ここまで徒歩31分です。
道を間違えないように補足看板がたくさんあります。
「猪鼻王子への看板(その1)」もあります。
ここは看板通りに右側へ進むと下りの階段があります。
この階段を下ります。
熊野古道の看板(その3)
この階段は大きな石で整備しているので、足を踏み外さないように注意しましょう!!
ここまで歩いたら足がふらふらして踏み外しそうになりました。
やっと下りが終わって平坦な道になってきました。
しばらく進むと「熊野古道の看板(その3)」がありました。
さらに先に進みましょう!
赤城越と発心門王子への分岐点、トイレ
進んで行くと、川が見えてきました。この川は「音無川(おとなしがわ)」ですね。
この川は熊野本宮大社 旧社地(大斎原)に向かって流れています。
この写真は上流に向いて撮った写真
先に進むと徐々に神秘的な景色に変わっていきます。
橋を渡りましょう!
こういう景色はとても神秘的で素敵です。
先に進むとでっかい石が転がっています。
土砂が起きそうな天気の時は歩くと危ないかもしれませんね。
途中でトンボがとまってました。アサヒナカワトンボっぽいが・・・
さらに先に進むと橋がまたあります。渡っていきます。
音無川に沿って歩いていきます。
砂防指定地の看板がありました。
このあたりで宅地造成、家屋の新築、土石の採取などをするには和歌山県知事の許可が必要とあります。
さらに進みます。
道中の新芽の芽吹きが美しかったので写真撮りました。
さらに進んで行くと橋と建物が見えてきます。
この橋の場所が、『熊野古道 赤城越』と『猪鼻王子』への分岐点です。ここまで徒歩53分です。
この辺りからやっと4G回線が使えるようになってきました。
「発心門王子への看板(その1)」と『熊野古道 赤城越 起点』があります。
向かいの建物がトイレです。
猪鼻王子へ向かうので、ここは直進です。
こっちへ進みます。
音無川砂防えん提
進んで行くと巨大な『音無川砂防えん提』があります。
大雨が降って土石流が発生した時に土砂や流木が下流に流れないようにする役割があります。
結構な大きさの流木が流れてきています。
船玉神社
少し進むと、『船玉神社』があります。ここまで徒歩54分です。
なぜ、山のど真ん中に船の名前が入った神社があるんだ??と思いました。
船玉神社は、熊野本宮大社の奥の院とも伝えられています。
神様が舟を考案したことに由来しているそうです。また、⽟姫稲荷も祀られています。
左が船玉神社。右が⽟姫稲荷。
熊代敦子氏の献詠歌の石碑がありました。
痛む老父(ちち)を負ひて詣でし
秋熊野
音無川に
紅葉(もみじ)映えゐし
猪鼻王子への看板(その1)
さらに先に進んで行きましょう!!
しばらく進むと右側に「猪鼻王子への看板(その1)」があります。
看板通りに進みます。ここから再び山道に入っていきます。
【目的地】『猪鼻王子』
目の前に『猪鼻王子』が見えてきます。
そして、とうとう『猪鼻王子』に到着しました。
三越峠関所からは徒歩1時間1分でした。
お地蔵様もあります。
猪鼻王子の押印所
湯川王子から三越峠関所まではこちら↓
【目撃が多い!】クマの出没率
このルートは田辺市 本宮町 三越となっています。
熊の目撃情報が多い中辺路町との境界の場所にあり、山中なので、クマに遭遇する可能性があるので、注意が必要です。
クマの出没時間や時期、対処方法はこちらにまとめています↓
私は「クマよけの鈴」を使って、クマが近づいてこないようにしています
猪鼻王子の周辺の宿泊先
猪鼻王子の周辺に宿泊施設はありません。
宿泊は、熊野本宮大社の周辺あるいは、野中・継桜王子の周辺がおすすめです。
・熊野本宮大社の周辺の宿泊先はこちら!
・野中、継桜王子の周辺の宿泊先はこちら!
まとめ
・『湯川王子』から『猪鼻王子』までの内、三越峠関所から猪鼻王子まで歩いてみました。
・『三越峠関所』から『猪鼻王子』までは所要時間は徒歩で1時間1分位。
・道中は下り坂が主体の峠の山道です。
・道中には、「赤城越 起点」や神様が船を考案したとされる「船玉神社」があります。
湯川王子から三越峠関所まではこちら↓
【作成日: 2023/4/9】