「関東から一泊二日の旅行で熊野古道を歩いてみたい!」という方は多いと思います。
ここでは、初心者や女性でも安心して楽しめる熊野古道中辺路ルートのおすすめコースを2~3時間かけて歩き、熊野本宮大社へ参拝する一泊二日の旅行を詳しくご紹介します。
初めての熊野古道での素敵な冒険を、ぜひお楽しみください。一泊二日の旅を心地よく歩みながら、歴史と自然の美しさに触れる贅沢な時間を過ごしましょう。
一泊二日の旅行におすすめするコース
一泊二日の旅行におすすめコースは、熊野古道中辺路ルートの『発心門王子から熊野本宮大社までのルート』です。
この発心門王子から熊野本宮大社までのルートは、徒歩2~3時間(約7.7km)で歩けるおすすめのルートです。
特別な装備も必要なく、トイレや道は整備されているので、初心者におすすめです。
発心門王子から熊野本宮大社までのルートの詳細はこちらです↓
移動手段のおすすめは?
関東からの一泊二日旅行の移動手段は、飛行機とレンタカーをおすすめします。
高速バスを利用する方法では、バスの中で寝る必要がでてきます。
また、電車の利用では、運賃が飛行機の利用と同じぐらいとなり、しかも、移動時間が長くなるので、あまりメリットがありません。
*以下のよくある質問で詳細に解説しています。
関東からの旅行の流れ
関東からの一泊二日旅行を利用する場合には、2つの方法があります。
それは、
・羽田空港、成田空港から、関西国際空港
・羽田空港から南紀白浜空港(JALのみ)
です。
以下に流れを記載します。
①関西国際空港あるいは南紀白浜空港まで移動
飛行機を利用して、熊野本宮大社の方面に行くには、下図の方法で移動します。
・羽田空港、成田空港から、関西国際空港
・羽田空港から南紀白浜空港
© OpenStreetMap contributors
②空港から熊野本宮大社の駐車場まで移動
空港からは、自動車で熊野本宮大社の駐車場へ向かいます。
レンタカー利用が便利です(航空券と旅館、レンタカーのセットがおすすめ)。
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*熊野本宮大社の駐車場は、熊野本宮大社の徒歩圏内にあります。
熊野本宮大社の駐車場の詳細はこちら
③発心門王子バス停へ移動
熊野本宮大社の駐車場から本宮大社前のバス停まで移動します。
本宮大社前バス停
駐車場からバス停までの詳細はこちらです
龍神バスで「本宮大社前 バス停」から「発心門王子バス停」に移動します(時刻表はこちらで確認ください)。
発心門王子バス停
④熊野古道(発心門王子から熊野本宮大社)歩き
発心門王子から熊野本宮大社へ向かってゆっくり2~3時間歩きます。
登山に必要な特別な装備品はいらないです。
発心門王子から熊野本宮大社までのルートの詳細はこちらです。
⑤熊野本宮大社で参拝
熊野本宮大社で参拝しましょう!!
忘れずに本来、熊野本宮大社があった『熊野本宮大社 旧社地 大斎原』にも寄って行きましょう!!
⑥関西国際空港あるいは南紀白浜空港まで移動
参拝を終えたら車で関西国際空港、あるいは南紀白浜空港まで移動しましょう!!
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⑦空港から帰路
空港から自宅まで帰りましょう!!
現実的な一泊二日旅のタイムスケジュール
一泊二日の旅行で熊野古道を歩く方法は、宿泊する場所で異なっています。
以下のように2パターンあります。
①熊野本宮大社『以外』の場所で宿泊する。
②熊野本宮大社の周辺で宿泊する。
です。
*いずれにしても飛行機の時間が重要となっています
①熊野本宮大社『以外』の場所で宿泊する場合
タイムスケジュールは以下の通りです。
宿泊先は好きな場所で宿泊します。
おすすめは、『白浜温泉』や『龍神温泉』です。
二日目に熊野古道を歩きます。
宿泊先はこちらでまとめています↓
②【おすすめ】熊野本宮大社の周辺で宿泊する場合
タイムスケジュールは以下の通りです。
この方法では、熊野古道を一日目に歩くため、朝一番の飛行機に乗る必要があります。
宿泊先は、熊野本宮大社あるいは、本宮温泉郷(湯の峰温泉、川湯温泉、渡瀬温泉)の周辺となります。
温泉地で一泊する方がよいと思います。
宿泊先の特徴は、熊野本宮大社の周囲はゲストハウスが多いです。
熊野本宮大社から車で10分の場所にある本宮温泉郷(川湯温泉、渡瀬温泉、湯の峰温泉)では、旅館やホテルが主体です。車を利用しているのであれば、この周辺での宿泊をおすすめします。
川湯温泉の宿泊先はこちら
渡瀬温泉の宿泊先はこちら
湯の峰温泉の宿泊先はこちら
熊野本宮大社の周辺の宿泊先はこちら
よくある質問
高速バスを利用して一泊二日旅行は可能か?
明光バスを利用すれば、関東から高速バスを利用して移動することが可能ですが、一泊二日旅行はできません。
下の図にあるように、0泊3日になってしまいます。
高速バスの中で2泊する必要が出てくるので、弾丸旅行になってしまいます。
電車と路線バスを利用して一泊二日旅行は可能か?
「電車と路線バス」を利用しても、一泊二日の旅行は可能です。
大切なのは、一日目に『渡瀬温泉、川湯温泉、湯の峰温泉』『熊野本宮大社』の周辺で宿泊する事です。
一日目に『紀伊田辺駅』の周辺に宿泊すると、帰路の電車の本数が少なくなってしまいます。
一日目に『本宮温泉郷』『熊野本宮大社』の周辺で宿泊する場合のタイムスケジュール
クリックして拡大して見てください。
一日目に『紀伊田辺駅』の周辺に宿泊する場合のタイムスケジュール
クリックして拡大して見てください。
しかし、電車代と飛行機の値段があまり変わらず、移動時間が随分と長くなってしまうので、電車はおすすめしません(詳細は下記参照)。
飛行機と電車での運賃の違いは?どちらがおすすめ?
飛行機は早割があるので、電車よりも安く、また、時間も早く到着します。
区間 | 運賃 | 時間 | |
飛行機 | 羽田空港から南紀白浜空港 | 約15000円~20000円 (早割りなら最安値ぐらい になる) |
約1時間30分 |
電車 | 東京駅から紀伊田辺駅 (乗車券+特急券) |
16890円 | 約5時間~5時間30分 |
どちらにしても、南紀白浜空港や紀伊田辺駅からは車で移動となります(高速道路はない)。
地元民の感覚としては、紀伊田辺駅から熊野本宮大社へ向かう方が信号が多いので、南紀白浜空港からの方が車の運転がしやすいです。
© OpenStreetMap contributors
【利用人数によって違う!】関西国際空港と南紀白浜空港のどちらの利用がおすすめか?
関西国際空港と南紀白浜空港の利用を考えたとき、
一人旅:南紀白浜空港
複数人旅:関西国際空港
を利用するのがおすすめです。
一人旅をする時は、飛行機+レンタカー(高速道路未使用)となります。
南紀白浜空港を利用し、28日前までに予約(スペシャルセイバー)するのがおすすめです。
複数人旅をする時は、飛行機+レンタカー(関西国際空港から南紀田辺ICまでの高速道路代)となります。
関西国際空港を利用し、28日前あるいは1日前までに予約(スペシャルセイバーあるいは、セイバー)するのがおすすめです。高速道路代は人数で割るとお得です。
スペシャルセイバー | セイバー | フレックス | |
羽田空港から南紀白浜空港 | 14930~18930円 | 19330円 | 37590円 |
羽田空港から関西国際空港 | 14340円 | 14670円 | 29740円 |
私が東京へ行くときも、一人旅なら南紀白浜空港。複数人なら関西国際空港を利用します。
航空券・宿泊をセットにすると、セットでしか取れない格安の宿があったりする事もあるので、もっぱら航空券と宿泊のセットで予約しています。
・楽天トラベル で「航空券+宿泊+レンタカー」を探す
・じゃらん で「航空券+宿泊+レンタカー」を探す
おすすめのレンタカーの車種は?
紀伊田辺駅から熊野本宮大社に向かう道中は、勾配の激しい区間が多いです。
特に上り坂が多いので、軽自動車よりも普通自動車の方が快適に運転できます。
私であれば、フィット、ヴィッツ、マーチ、デミオなどの小型の普通車をレンタルします。
地元民推奨!関東からのおすすめの一泊二日旅行の方法は?
おすすめの方法は、
一人旅:羽田空港から南紀白浜空港まで飛行機で移動して、レンタカーで熊野本宮大社まで移動する。
複数人旅:羽田空港から関西国際空港まで飛行機で移動して、レンタカーを使用して熊野本宮大社まで移動する。
です。この方法が安価になります。
そして、宿泊は、一日目に本宮温泉郷の周辺に宿泊します。
本宮温泉郷の周囲には温泉があるので、本宮温泉郷(渡瀬温泉、川湯温泉、湯の峰温泉)の周囲で一泊する方がよいと思います。
面倒であれば、一泊二日のツアーを探すのも良いと思います。