出立王子から『北新町の道分け石』まで歩いていきましょう。
徒歩18分で到着です。
『道分け石』の情報
『道分け石』とは
『道分け石(みちわけいし)』とは、熊野古道の標識の事です。
田辺市街には、
北新町(きたしんまち)の道分け石があります。
また、同じように標識の役目の石碑として(道分け石と同じような構造)
本町(ほんまち)の道標、栄町(さかえまち)の道標
があります。
元々、熊野古道は紀伊路を通り、出立王子から会津川を渡らずに川に沿って北上していました。田辺城下街ができると城下街を通るようになり、本町、栄町、北新町を通り、北新町の道分け石で中辺路と大辺路に分かれて進むようになっています。
なので、本町に道標、栄町に道標、北新町に道分け石があったのでしょう。
ちなみに、
本町:1606年に田辺城が築城された時に城下の中心となるように最初に街割りされた為に名付けられた。
栄町:江戸期以来の繁華街であった為に名付けられた。年配の方の話を聞いているとこの町が最も栄えていたといわれることが多い。
北新町:栄町の次に栄えた町といわれている。
【参考・参照: 田辺市観光協会, 南方熊楠顕彰館のホームページ】
アクセス、住所、最寄りの駐車場
アクセスと最寄りの駐車場
北新町の道分け石の周囲には駐車場があります。
が・・・一方通行の中に道分け石はあるので、車で通るには慣れていないと注意が必要です。紀伊田辺駅周囲に車を置いて徒歩の方がよいかもしれません(徒歩の方はこちらにまとめています, 紀伊田辺駅周囲の駐車場情報はこちらです)。
©OpenStreetMap contributors クリックすると拡大できます。
住所
北新町の道分け石
住所: 和歌山県 田辺市 北新町(具体的な住所はないかもしれません)
出立王子から『北新町の道分け石』まで歩く
【出立王子から北新町の道分け石までのルート図】
出立王子から『北新町の道分け石』までのルートはこちらです。
出立王子から北新町の道分け石までのルート
©OpenStreetMap contributors クリックすると拡大できます。
A:田辺江川郵便局
B:スズヤ製菓本舗
C:辻の餅
途中に看板代わりに道標があります。道標は茶色の丸で示しています。
スマホ通信状況
道中は4G回線が使用できます。
【スタート地点】『出立王子』
『出立王子』から歩き始めましょう!
出立王子についての詳細はこちらに記載しています↓
出立王子から進んで行きましょう!
こちら方向です。
進んで行くと信号のある交差点に出ます。
交差点を左に曲がっていきましょう!
田辺江川郵便局(ATMあり)
しばらく進むと『田辺江川郵便局(たなべえがわゆうびんきょく)』があります。
田辺江川郵便局
住所:和歌山県 田辺市 江川2-49
ATM:
平日9:00~17:30
土曜日9:00~12:30
日曜日・祝日:取り扱いなし
熊野古道案内の看板
しばらく進むと交差点に出ます。浄恩寺の塀の近くに『熊野古道案内の看板』があります。
目の前の橋は会津橋ではありますが、新しくできた方の橋になります。
この交差点を左(会津橋の手前)を曲がっていきます。
会津橋(旧)
進んで行くと交差点に出ます。右側には昔からある『会津橋(あいづはし)』が見えています。
右に曲がって会津橋を渡っていきましょう!
渡っている途中で右側を見ると新しくできた『会津橋(新)』が見えています。
【見どころ】『本町の道標』
会津橋を渡り終えると左側に謎の石柱があります。これなんなんだろう??
また、右側を見ると石柱があります。
最初は何なんだろう??と思ってみると石柱に文字がありました。道分け石のようですが、正式には道標のようです。本町の近くにあるから『本町の道標』というのでしょう(紀伊田辺駅の田辺市街マップに書いてました)。
出立王子からここまで徒歩11分でした。
本町の道標に刻まれている文字は非常にわかりにくく、正確な文字を読み取る事は出来なかったです。わかる範囲で記載すると
©OpenStreetMap contributors
Aから見ると『左くまの道』
Bから見ると『右わか山 道』
と刻まれているようでした(とにかく風化が激しいので右と左の漢字の判別が難しい)。
小橋
本町の道分け石の目の前に非常に小さな橋があります。
名前は『小橋』と記載がありましたが、読み仮名が書いていなかったのでなんと読むのでしょうか??
この小橋を渡っていきます。
小橋を渡った先は直進です。ここからは本町通りになります。
【和菓子のお店】スズヤ製菓本舗
しばらく進むとT字路に出ます。
右側には『スズヤ製菓本舗』があります。ここの柚もなかは天然柚を使っており、餡が多くて有名です。デラックスケーキで有名な鈴屋 菓子店とはお店が違います。
先に進むには、先ほどのT字路を左に曲がっていきます。こちら方面です。
【見どころ】『栄町の道標』
先に進んで行くとほしかた陶器のお店の前に『栄町の道標』があります。ここまで徒歩14分です。
石碑に刻まれている文字は、
©OpenStreetMap contributors
Aから見ると『左きみゐてら』
Bから見ると『右くまのみち』
となっています。
【和菓子のお店】辻の餅
栄町の道標を後にしてこちらを向くと、右側に進む道があります。
右側に曲がっていきましょう!ここからは栄町通りです。
どんどん進んで行くと交差点に出ます。ここを直進していきます。交通量が多いので注意が必要です。
交差点を渡って進んで行きます。
進んで行くと『辻の餅』があります。おけし餅、みたらし団子が美味しいと有名です。
【目的地】『北新町の道分け石』
辻の餅から少し進むと、『北新町の道分け石』に到着です。出立王子から18分でした。
北新町の道分け石についての詳細はこちらに記載しています↓
【和菓子屋】スズヤ製菓本舗
地図のBには、『スズヤ製菓本舗』があります。
ここの柚もなかは天然柚を使っており、餡が多くて有名です。デラックスケーキで有名な鈴屋 菓子店とはお店が違います。
柚もなか(賞味期限1週間)
スズヤ製菓本舗
住所:和歌山県 田辺市 本町73-1
営業時間:8:30~18:30
定休日:水曜日
【和菓子屋】辻の餅
地図のCには、『辻の餅(つじのもち)』があります。
おけし餅、みたらし団子が美味しいと有名です。おけし餅は1個 90円、みたらし団子は1本 70円です。
辻の餅
住所:和歌山県 田辺市 北新町1
営業時間:8:00から18:00
定休日:火曜日
まとめ
・『出立王子』から『北新町の道分け石』まで歩いてみました。
・『出立王子』から『北新町の道分け石』までの所要時間は徒歩で18分。
・本町、栄町には道標、北新町には道分け石があります。
・熊野古道の紀伊路を通り、本町、栄町の道標を通って北新地の道分け石で紀伊路は終了です。北新地の道分け石からは中辺路と大辺路に分かれることになります。
・道中には有名な和菓子屋であるスズヤ製菓本舗、辻の餅があります。
【作成日: 2022/3/11】