切目王子・切目神社から『中山王子・中山王子神社』へ歩いていきましょう。
徒歩26分位で到着です。
『中山王子・中山王子神社(きりめおうじ・きりめじんじゃ)』の情報
『中山王子・中山王子神社』とは
『中山王子・中山王子神社(なかやまおうじ・なかやまおうじじんじゃ)』とは、
・切部中山王子、前中山王子、切目中山王子、中山王子社とも呼ばれる。
・熊野九十九王子の一つ。
・現在の中山王子の場所は、榎峠(えのきとうげ)にあるが、元々の位置は不明となっている。東に約1kmの場所に中山谷に「王子谷」という地名があり、小祀の跡が残っている為、この地ではないかと考えられている。
・中山王子は、現在は中山王子神社(王子神社)に祀られている。
・中山王子神社には、足の宮神社や若宮社が祀られている。
【参照・参考:熊野参詣道王子社及び関連文化学術調査報告書(2012)、和歌山県神社庁のホームページ、中山王子神社の看板】
アクセス、住所、最寄りの駐車場
アクセスと最寄りの駐車場
中山王子・中山王子神社の周辺には駐車場があります。
駐車場(下記の地図A)
©OpenStreetMap contributors クリックすると拡大できます。
住所
中山王子・中山王子神社(王子神社)
住所: 和歌山県 日高郡 印南町 島田2916
スタンプの情報
中山王子神社には、足の宮神社が祀られているので、その絵柄のスタンプですね。
切目王子・切目神社から『中山王子・中山王子神社』まで歩く
【切目王子・切目神社から中山王子・中山王子神社までのルート図】
切目王子・切目神社から『中山王子・中山王子神社』までのルートはこちらです。
道中には自動販売機はありますので、飲料水には困りません。
切目王子・切目神社から『中山王子・中山王子神社』までのルート
©OpenStreetMap contributors クリックすると拡大できます。
A: 中山王子神社の駐車場
道中に下記のような看板はありますが、中山王子・中山王子神社の近くまではとても少ないです。地図では茶色の丸で示しています↑。道がわからない方は、印南町のホームページにルートマップがあります。
スマホ通信状況
道中は4G回線が使用できます。
【スタート地点】『切目王子(きりめおうじ)・切目神社(きりめじんじゃ)』
切目王子・切目神社に『中山王子・中山王子神社』へ向かう看板があります。看板通りに進みましょう!
こちら方面に下っていきます!
切目王子・切目神社の詳細はこちらです↓
切目橋
どんどん下っていきます
すると分岐にでます。
この分岐を左に進んで行きます。
もくもくと直進していきます
すると、大きな道路(滝切目停車場線)と合流します。目前にある緑色の柵のところが『切目橋』です。ここまで徒歩8分でした。
*現在は工事中で通行できません。私は国道を迂回しました。ここでは、橋を渡ったと仮定してルートを進むことにします。
中山王子神社・足の宮さんへの看板(その1)
切目橋を渡ります。
渡った後はこんな道にでます。
ここからはひたすら直進です。
どんどん行きましょう!
まだまだ直進です。
進んで行くと分岐に出ます。この分岐を右に進むと『切目駅(きりめえき)』です。
ここでは中山王子・中山王子神社へ行きたいので、直進して高架下を通っていきます。
この高架下のトンネル高さが低い・・・
前から自転車が来ましたが、自転車もかがんで乗っているぐらい低い。
トンネルを抜けても直進です。
すると分岐が見え、「中山王子神社・足の宮さんへの看板(その1)」への看板があります。
この分岐は看板通りに左へ進んで行きます。
中山王子・足の宮さんへの看板(その1)
どんどん進んで行きましょう!
グネグネ道ですが、道なりに進んで行きます。
進んで行くと右に上る坂が見え、「中山王子・足の宮さんへの看板(その1)」があります。
この右の坂を上っていきます。
ここから中山王子・中山王子神社までひたすら登り坂です。
【見どころ】若宮社遺跡
坂道を黙々と上っていきます。
すると、右側に看板と石碑が見えてきます。
そう、これが『若宮社遺跡』です。
若宮社は、中山王子社が現在地に遷宮する前からこの地にあり、熊野古道(この周囲)の守護神として鎮座していたそうです。ずいぶんと古くからあるんですねぇ。
若宮社は、1908年に中山王子神社へ祀られています。
【参照・参考:若宮社遺跡の看板】
中山王子参拝路の看板
若宮社遺跡からさらに上り坂を上っていきましょう!
道は狭くなってきますが、どんどん上ります。
分岐のある場所に出ますが、直進です。
進んで行くと分岐があり、近くに『中山王子参拝路の看板』があります。
ここで上りが終わりと最初は思いましたが、まだまだ上ります・・・
看板通りに左に進みましょう!こちらですね。
中山王子・足の宮さんへの看板(その2)
少し進むと右に上がっていく坂道があり、「中山王子・足の宮さんへの看板(その2)」があります。
右の坂道を上がっていきましょう!
中山王子神社・足の宮さんへの看板(その2)
急な坂道を上がっていくと分岐があります。左側の道をひたすら直進です。
どんどん上っていきましょう。
すると分岐が見え、「中山王子神社・足の宮さんへの看板(その2)」があります。
看板のある道(真ん中の道)を進みます。あと少しで到着です。
【見どころ】お地蔵さんと宝篋印塔
少し進むと、お地蔵さんや石碑があります。
お地蔵さん
宝篋印塔(ほうきょういんとう)
この宝篋印塔は、近露の牛馬童子の近くにあるのと似ていますね。
【目的地】『中山王子・中山王子神社』
宝篋印塔のすぐ近くに『中山王子・中山王子神社』があります!とうとう到着です。
切目王子・切目神社からは徒歩26分でした。
切目神社と同じくらい立派な鳥居と建物です。
鳥居の奥の神社
主棟鬼飾り(しゅむねおにかざり)に「王」の紋章があるのが印象的でした。王子神社(おおじじんじゃ)だからかなぁ
中山王子神社には、足の宮神社が祀られており、境内の看板によると
昔、熊野詣りの途中で足が悪くなった山伏が、井尻谷の入口まで辿りついたが、息絶えたという。山伏の霊を里人らが弔ったところ埋葬した頭の上に大きな石が出てきた。この石を祭神として祀り、足痛を治してくれると信仰するようになったそうだ。草鞋(わらじ)や草履(ぞうり)を持ってお参りをする人が多いそうです。
実際に、草鞋や草履が祀られていました。
もともとは中山王子神社から徒歩25分の場所にある名杭の集落のはずれにあったが、神社合祀で現在の中山王子神社に祀られたらしい。
【参照・参考:中山王子神社の看板】
【足の宮の本来の場所!】足神さん
現在、中山王子神社に祀られている「足ノ宮」は、もともとは、「和歌山県 日高郡 印南町 島田」の「名杭(なぐい)」にあり、「足神さん」と呼ばれていました(石碑には足ノ宮と書いてあったけど)。
現在でも大切にされているようです。行ってみましたが、とても綺麗に整備されています。
足神さんへの道のり
坂道を上っていく
急な階段を上ると・・・
足神さん
草鞋や草履だけでなく、普通の靴も置いてある事が今でも大切にされているなぁと感じます。
足神さんの場所(中山王子神社から徒歩で歩いたルート)
まとめ
・『切目王子・切目神社』から『中山王子・中山王子神社』まで歩いてみました。
・『切目王子・切目神社』から『中山王子・中山王子神社』までは所要時間は徒歩で26分位。
・道中には自動販売機があり、飲料水には困りません。
・切部中山王子、前中山王子、切目中山王子、中山王子社とも呼ばれる。
・熊野九十九王子の一つ。
・現在の中山王子の場所は、榎峠(えのきとうげ)にあるが、元々の位置は不明となっている。東に約1kmの場所に中山谷に「王子谷」という地名があり、小祀の跡が残っている為、この地ではないかと考えられている。
・中山王子は、現在は中山王子神社(王子神社)に祀られている。
・中山王子神社には、足の宮神社や若宮社が祀られている。
【作成日: 2022/10/8】
印南四王子巡りの【まとめ】
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