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中辺路を歩く 水吞王子から伏拝王子まで歩く 発心門王子から熊野本宮大社まで歩く

水吞王子から『伏拝王子』まで歩く

水吞王子から『伏拝王子』へ歩いていきましょう。

徒歩33分位で到着です。

『伏拝王子(ふしおがみおうじ)』の情報

『伏拝王子』とは

伏拝王子(ふしおがみおうじ)』とは、

・この地から熊野三山巡拝の最初の目的地である熊野本宮が、熊野川の中州に鎮座する光景を見て、「伏して拝んだ」らしい。

・伏拝王子と関連する伝説として、熊野本宮を目前にして月経となった女流歌人の和泉式部を熊野権現が快く受け入れたという伝説がある。

・伏拝王子は、伏おかみの王子とも呼ばれる。

【参照・参考:伏拝王子の看板】

アクセス、住所、最寄りの駐車場

アクセスと最寄りの駐車場
伏拝王子の近くには駐車場はありません。




©OpenStreetMap contributors クリックすると拡大できます。
住所
伏拝王子
住所: 和歌山県 田辺市 本宮町 伏拝

最寄りのバス停

伏拝王子の最寄りのバス停は、「伏拝口(ふしおがみぐち) バス停」です。




©OpenStreetMap contributors クリックすると拡大できます。

伏拝王子のスタンプ

伏拝王子のスタンプは、明らかに伏拝王子の石碑ですね。

伏拝王子の朝霧

伏拝王子からは、熊野本宮大社 旧社地 大斎原(おおゆのはら)がみえるとされています(実際はどうだろう??)


2023/6/18の昼前に撮影

冬場には朝霧が発生する事が多く、霧の中で見え隠れする「熊野本宮大社 旧社地 大斎原」がみえるらしい。

伏拝王子の『ササユリ』

伏拝王子には、ササユリが自生しています。
ササユリは、本宮町の花でとても大切に育てられています。
伏拝王子までの道中にササユリのイラストがちょくちょくあります。

実際の花は伏拝王子の周囲にありますが、たくさんあるというよりは、ひっそりと見かけるぐらいの頻度です。


2023/6/18撮影

ピンク色の花もありましたが、民家前の畑に咲いていたので、撮影は断念しました・・・

水吞王子から『伏拝王子』まで歩く

【水吞王子から伏拝王子までのルート図】

水吞王子から『伏拝王子』までのルートはこちらです。
道中は舗装された道路と山道となっています。
山道は道幅も広く、整備されているので、とても歩きやすいです。

水吞王子から『伏拝王子』までのルート



©OpenStreetMap contributors クリックすると拡大できます。

 
道中は500m毎に番号の道標がたてられています。

正しいルートには、必ず看板か道標があるので、迷いにくいと思います。

スマホ通信状況
道中は4G回線が使用できます。

【スタート地点】『水吞王子』

水吞王子』から歩き始めましょう!

水吞王子についての詳細はこちらに記載しています↓

 
 

水吞王子からこちら方向へ進みましょう!

三⾥⼩学校 三越分校 跡

水吞王子のすぐ目の前に『三⾥⼩学校 三越分校 跡』があります。

さらに先に進みましょう。

ここから先は山道になります。道幅は広いのでとても歩きやすいです。

【写真で有名】お地蔵さん

山道を歩いていると「蘇生の森 熊野古道」の石碑があります。
これからちょくちょくこの石碑が見られます。

先に進んでいると水が流れる場所がありました。

さらに進みます。

少し下りになってきました。

途中で謎の石碑がありました。
文字は彫られているのだが、はっきりとはわからない・・・

さらに進むと『お地蔵さん』がありました。
このお地蔵尾さんはよく熊野古道 中辺路の写真で出てきます。おそらく見たことがあると思います。

この角度の方がわかりやすい。ねっ、見たことあるでしょう。

さらに進んで行きましょう!

お地蔵さん

進んで行くと井戸と『お地蔵さん』がありました。

熊野古道沿いにはお地蔵さんが多いですね。
このお地蔵さんはどういう意味でここに鎮座しているのだろうか気になります。

最近の井戸は電動なんだな。これはこれでいいね。最先端!

伏拝王子へ向かう看板があるねぇ。
先に進みましょう!

伏拝王子への看板(その1)、熊野古道の看板(その1)

道路がちょっとずつ見えてきた!!

この看板をよく見ると、「ささゆり」の絵が描いてある!!
ささゆりは本宮町の花だそうです。中辺路町と同じですね。

しばらくすると、道路が見え、近くに「伏拝王子への看板(その1)」が見えてきます。

看板通りに直進です。
ここからは舗装された道路を歩きます。

ちょっと進むと「熊野古道の看板(その1)」が見えます。

どんどん先に進んで行きましょう

【風情ある景色の道!】伏拝王子への看板(その2)、「ほんまもん」の撮影ポイント

進んで行くと、また農業用水っぽいため池がありました。防災用かも

お茶畑もありました。奥の小屋にはお茶を作る道具もあるみたいです。

自動販売機も道中にあるから、飲料水には困りませんね。
このルートは本当に歩きやすい。

先へ先へ進みましょう!

しばらく進むと分岐が見え、「伏拝王子への看板(その2)」があります。あと300mで休憩所らしいです。

看板通りに直進していきましょう!
昔はここにお茶屋さんがあって休憩したのを覚えています。

ここは、NHK連続テレビ小説「ほんまもん」に何回も出てきた地元富士「百前森」の撮影ポイントらしいです。

さらに先へ進んで行きましょう

果無山脈(はてなしさんみゃく)の看板

しばらく進むと「果無山脈の看板」があります。

果無山脈は、和田ノ森、安堵山、黒尾山、冷水山、石地力山の連山をさしています。
稜線は奈良県の県境となっているそうです。「熊野古道 小辺路 果無峠越」ではここを一部通るのかな

真ん中の尖った山が「百前森山(ひゃくぜんもりさん)」782.7mです。

先へ進んで行きましょう。

伏拝王子への看板(その3)、熊野古道の看板(その2)

進んで行くと分岐があります。

ここは左の小道を進みます。すると「伏拝王子への看板(その3)」があります。

看板通りにこちらへ進みます。

帽子を被ったお地蔵さんがいますね。

さらに上り坂を先に進みましょう。

先に進むと上り坂の頂上に「熊野古道の看板(その2)」があります。

【トイレあり】無料休憩所 伏拝茶屋、伏拝王子の押印所

すぐに、『伏拝王子の休憩所』があります。

近くに『伏拝王子の押印所』もあります。

トイレはすごく美しく、水洗トイレです。

【目的地】『伏拝王子』

この場所を右に上がります

少し急な階段を上ると・・・

伏拝王子』です。

この場所から『熊野本宮大社 旧社地 大斎原(おおゆのはら)』がみえるらしい。

2023/6/18撮影

水吞王子から徒歩33分でした。

伏拝王子』は手前です。

奥側は、『和泉式部供用養塔』です。

笠塔婆(かさとうば)の上宝篋印塔(ほうきょういんとう)を積み上げたものらしいです(それぞれの実物はこちら、これらの組み合わせ)。

中山王子の宝篋印塔

大阪本王子の笠塔婆

和泉式部の歌が記されています。

晴れやらぬ 身の浮き雲のたなびきて 月の障りとなるぞかなしき

この歌は、和泉式部が熊野参詣でこの地を訪れた際に月経となり、熊野本宮に参拝できない事を嘆いて読んだ歌とされています。
*昔は、神社参拝には血の穢れは禁物であった為
 
 
その日の夜に熊野権化

もろともに 塵にまじはる神なれば 月の障りも なにかくるしき

と告げ、和泉式部は参拝できたという伝説があります。
 
 
皇太子殿下行啓の地の木碑もあります(平成4年当時の皇太子殿下)。

伏拝王子の周辺の宿泊先

伏拝王子の周辺の宿泊先はありません(あるにはありますが・・・)。

宿泊は、熊野本宮大社の周辺がおすすめです。

また、車でお越しの方は、渡瀬温泉川湯温泉湯の峰温泉の周辺に宿をとるのもおすすめです。

まとめ

・『水吞王子』から『伏拝王子』まで歩いてみました。

・『水吞王子』から『伏拝王子』までは所要時間は徒歩で33分位

・道中は、整備された道なので、とても歩きやすいです。

・道中は、自動販売機があるので、飲料水には困りません。

・伏拝王子からは、熊野本宮大社 旧社地 大斎原(おおゆのはら)がみえるとされています

【作成日: 2023/5/5】


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