伏拝王子から『祓殿王子』へ歩いていきましょう。
徒歩52分位で到着です。
『祓殿王子(はらいどおうじ)』の情報
『祓殿王子』とは
『祓殿王子(はらいどおうじ)』とは、
・祓殿王子での払いは、「熊野本宮(熊野本宮大社の旧社地(大斎原)) 」の参詣の前に行うもので、道中の祓いの中でも重要であったとされている。
*あまり祓殿王子に関する情報は見つけれませんでした。
【参照・参考:祓殿王子の看板】
アクセス、住所、最寄りの駐車場
アクセスと最寄りの駐車場
祓殿王子の近くには駐車場はありません。
熊野本宮大社の駐車場から、本宮大社を参拝して、それから徒歩で祓殿王子へ行くのも良いかもしれません。
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住所
祓殿王子
住所: 和歌山県 田辺市 本宮町 本宮
祓殿王子のスタンプ
祓殿王子のスタンプは、明らかに祓殿王子の石碑ですね。
左側に石碑が描かれている点が凝っていますね。
伏拝王子から『祓殿王子』まで歩く
【伏拝王子から祓殿王子までのルート図】
伏拝王子から『祓殿王子』までのルートはこちらです。
道中は大部分が山道となっています。
しかし、山道は道幅も広く、整備されているので、とても歩きやすいです。
伏拝王子から『祓殿王子』までのルート
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道中は500m毎に番号の道標がたてられています。
正しいルートには、必ず看板か道標があるので、迷いにくいと思います。
スマホ通信状況
道中は4G回線が使用できます。
【スタート地点】『伏拝王子』
『伏拝王子』から歩き始めましょう!
伏拝王子についての詳細はこちらに記載しています↓
【トイレあり】伏拝王子の休憩所、熊野本宮大社への看板(その1)
伏拝王子から降りてくるとすぐに『祓殿王子の休憩所』があります。
すぐ近くに「熊野本宮大社への看板(その1)」があります。
看板通りにこちらに進みます。
【ロケ地】ほんまもん 山中家
すぐにNHK連続テレビドラマ『ほんまもん』のロケ地があります。
この家が、ほんまもんの「山中家」として利用されたようです。
お茶の葉っぽいのを干していました。
このあたりから見える本宮方面の景色は美しいです。
少し進むと、100円で購入できる無人販売所がありました。
芋けんぴ、かりんとう、みかん、本宮伏拝のお茶が売ってました。
茶がゆのレシピとお茶パックのセットも売っていました。
冷ましたお茶がゆを塩昆布や白干し梅で食べるのは美味しいですよ!!ぜひご賞味あれ!!
さぁ、ここから山道!進んで行きましょう!
【道迷いに注意!!】熊野古道の看板(その1)
山道に入ってすぐに「蘇生の森 熊野古道」の石碑があります。
少し進むと地図にない分岐が・・・
よく見ると右側に「熊野古道の看板(その1)」があります。
この道は、看板通りに右側の道へ進んで行きます。
道に迷わないように注意しましょう!!
熊野古道の看板(その2)
どんどん進んで行きましょう!!
途中でシダの葉が同じ方向を向いていました。凄く不思議な感じです。
効率的に太陽光を吸収できるのかな??
もっと写真を撮っておけばよかった・・・種名がわからん。
進んで行くと開けてきました。左の道を進むと「熊野古道の看板(その2)」があります。
そして橋が見えてきます。
この橋を渡っていきます。
【ベンチあり】三軒茶屋跡(さんげんじゃやあと)
橋の先には『三軒茶屋跡(さんげんじゃやあと)』があります。ここまで徒歩15分です。
その名の通り昔は、三軒の茶屋があったそうです。
以前はここに出店があったと思うのだが、本日は朝が早かったせいかありませんでした。
コロナの影響で最近は営業していないのかもしれませんが・・・
三軒茶屋跡は、果無峠(はてなしとうげ)からくる『熊野古道 小辺路』と『熊野古道 中辺路』の分岐点となっています。
昔は熊野本宮大社の参拝後に、ここから小辺路を通り、高野山に参拝する人も多かったようです。
すぐ近くに道分け石があります(左下の石碑)。
反対側から道分け石を見ると『左きみい寺 三十一り 半町』、『右かうや 十九り半』と刻まれています("町"は昔の感じでした)
*"かうや"は"高野山"の略
小辺路方面を見た写真
九鬼ヶ口関所、熊野本宮大社への看板(その2)
三軒茶屋跡の目の前に『九鬼ヶ口関所』と「熊野本宮大社への看板(その2)」があります。
九鬼ヶ口関所は、元々は九鬼の三里小学校の裏手あたりにあり、果無街道(小辺路)にあった関所だったそうです(三里小学校は廃校↓)。これが移転されています。
通行料は現在で言うことろの200円ぐらいだったそうです。
九鬼ヶ口関所の先へ進んで行きましょう!!
ここから先は、熊野本宮大社の方面からやってくる人が多かったです。意外なことにペット連れの人が多かったです。
熊野古道の看板(その3)
進むとすぐに分岐があります。この分岐も地図上にはありません。
しかし、直進する方の道に「熊野古道の看板(その3)」があります。
看板通りに直進していきましょう!
道中は少し滑りやすい場所もあるので、注意が必要です。
ちょっとより道 展望台の看板(その1)
進んで行くと再び「蘇生の森 熊野古道」があります。
どんどん先へ進んで行きましょう!
進むと、分岐が見え「ちょっとより道 展望台の看板(その1)」があります。ここまで徒歩31分です。
ここでは、看板通りに「ちょっとより道 展望台」に行くので、左の道へ進んで行きましょう!!
【ベンチあり】ちょっとよりみち 展望台
ちょっと道幅は狭くなりましたが、歩くには十分です。
先に進んで行くと急な上り階段があります。
階段を上り終えると、広場にでます。
ここから右に進むルートもあるようでしたが、確認するのを忘れてしまいました。
広場を直進すると、ベンチと『ちょっとよりみち 展望台』の石碑があります。ここまで徒歩35分です。
ここから『熊野本宮大社 旧社地 大斎原(おおゆのはら)』を見ることができます。
鳥居はやっぱり大きいですね。
ちょっとより道 展望台の看板(その2)
さらに先に進んで行きましょう。急な下り階段になっています。
進むと分岐があります。ここまで徒歩37分です。
「ちょっとよりみち 展望台の看板」にこんな分岐があったっけ??と思いましたが・・・
この分岐は左へ進みます。こっちですね。
進むと再び分岐があります。ここまで徒歩38分です。
この分岐を左に曲がるとすぐに、「ちょっとより道 展望台の看板(その2)」があります。
看板通りにこっちの道へ進みます。
祓殿石塚遺跡(はらいどいしづかいせき)
黙々と下っていきましょう!
とうとう開けた場所に出てきました。
少し進むと『祓殿石塚遺跡』があります。
看板によると、南北約15m、東西約4m、最大高約1.3mの高さまで積み上げられた石塚だそうです。
30cm未満の川原石が積み上げられ、参詣者が自らの穢れを清める事や道中の安全などを祈念するために石を積み上げたとされています。
出土した宝篋印塔(ほうきょういんとう)のレプリカの一部
熊野本宮大社への看板(その3)
先に進むと分岐があります。
左に進む道の近くに「熊野本宮大社への看板(その3)」があります。
看板通りに左の道を進み、階段を降りていきましょう!
長距離を歩いてきた足には、この階段は結構きついです。足を捻じらないように注意しましょう!
熊野本宮大社への看板(その4)、熊野古道の看板(その4)
階段を降りるとすぐに「熊野本宮大社への看板(その4)」があります。ここまで徒歩50分です。
看板通りに右側の道に進みます。
するとすぐにこの分岐に出ます。ここは左へ進みます。
こっち方向ですね。ここからは直進あるのみです。
親切な事に「熊野古道の看板(その4)」がありました。どんどん直進です。
少し大きな分岐がありますが、よく見ると「熊野本宮大社への看板(その5)」があります。
ひたすら直進です。
【目的地】『祓殿王子』
そして進んで行くと・・・
とうとう『祓殿王子』に到着です。
伏拝王子から徒歩52分でした。
禁殺生穢悪と彫られた石碑
祓殿王子の周辺の宿泊先
祓殿王子は、熊野本宮大社までほんの少しの距離の位置にあります。
宿泊は、熊野本宮大社の周辺がおすすめです。
また、車でお越しの方は、渡瀬温泉、川湯温泉、湯の峰温泉の周辺に宿をとるのもおすすめです。
まとめ
・『伏拝王子』から『祓殿王子』まで歩いてみました。
・『伏拝王子』から『祓殿王子』までは所要時間は徒歩で52分位。
・祓殿王子は、「熊野本宮(熊野本宮大社の旧社地(大斎原)) 」の参詣の前に行う祓いの中でも重要であったとされています。
・道中は、整備された山道なので、とても歩きやすいです。
・駐車場はないので、熊野本宮大社の駐車場に駐車して、本宮大社で参拝して、祓殿王子へ行く方が楽に行けます。
・三軒茶屋跡で「熊野古道 小辺路」と合流します。
・ちょっとより道展望台からは、熊野本宮大社 旧社地 大斎原(おおゆのはら)がみえます。
【作成日: 2023/5/5】